ギリギリ勝利。
 バンデンハーク投手が久々に「らしい」ねじ伏せる投球で、点差や展開ほどには胃には厳しくない試合ではあったが、それでもやはり1点差は観ているだけでも緊張する。
 比較的苦手な西投手から何とか1点をもぎ取って守り切った。相手の攻撃ミスに助けられた勝利とも言えるが、とにかく結果が大事だ。

 この時期になると下位チームは気持ちがオフや来シーズンに向き始める。
 上位チームは下位チームから如何に取りこぼさないかがポイントとなるが、来シーズン以降の体制がまだモヤモヤしているバファローズとイーグルスには特に負けられないというわけだ。

 特にイーグルスはすでに「若手起用に切り替える」宣言をしているだけに、星を稼がせてほしいところだったのだが、組合わせの不幸か残り試合はもう2試合のみである。
 と言うわけで、先日言及したマリーンズとこのバファローズから如何に勝てるか。直接対決以外も、目が離せない。

スポナビ結果

 投打がうまくかみあって、快勝。
 前日の試合に少し得点を分けたいくらいの、たたみかける攻撃。
 ミランダ投手もあまり調子は良くなさそうだったがゼロで纏めるところは流石だ。
 上林選手&甲斐捕手のタッチアップ阻止&二塁捕殺も勝利貢献度大であった。(走塁ミスでラッキーな面もあったが)

 大勝で勝ちパターンが休めたのと、少々停滞気味だったグラシアル選手、松田選手、柳田選手、甲斐捕手らにHRやいいヒットが出たのが明るい材料か。
 そろそろデスパイネ選手や内川選手が復活しそうな感じもあるが、打線をどう組むのか、気になるところだ。

 それにしてもこの日はマリーンズ対ライオンズが凄まじい試合になっていた。
 結果、ゲーム差が縮まったので良かったのだが、9月10月のマリーンズ戦が緊張感高まる展開になってきた。

スポナビ結果

 神がかった、9連勝。キューバ国旗購入確定か。

 今日の得点12点はすべてHRである。どれも劇的HRであったし、投手陣は嫌な失点が相次いで一時逆転を許しただけに、攻撃陣に目が行きがちであるが、後半に踏ん張ったベテランの中田投手、高谷捕手もこの試合の功労者ではないかと思う。

 中田投手はあまり怪我がなく球数もいける鉄人であるので、今回のように回跨ぎも出来る中継ぎとしてまだまだ長く活躍できるのではないかと思う。今日は結果的に勝利投手となり、区切りの100勝をあげることが出来た。投手ローテーションが充実した現代野球においては、この数字は賞賛されるべきことだと思う。

 また高谷捕手が、中田投手や、その前に登板した五十嵐投手(こちらはかなりヒヤヒヤした内容だったが)を上手くリードしていたような気がする。
 緊迫した接戦では単に技術や体力の問題のみでなく、ベテラン捕手の老獪さも必要になる。
 近年のホークスは甲斐拓也捕手の台頭・活躍が著しいわけだが、やはり大ピンチになると若さ故かバタつく傾向があるし、いくら若くて体力があるといっても、これだけピーキーな投手陣をまとめ続けるには心身の疲労も相当溜まるだろう。
 高谷捕手の活躍が、これからの1ヶ月のキーポイントとなる気がしている。

 古今東西、チームスポーツにおいての強豪は若手の台頭とベテランの活躍がそれぞれの弱点を補完して噛み合っているものだが、そういった雰囲気が出てきたのが喜ばしい。

 しかしファンとしては、逆転Vはもちろんそうあってほしいと願うものの、常勝を目指す上では世代交代も気になる。
 少なくとも内川選手やデスパイネ選手は怪我完治のみならず心身完全リフレッシュできるまで我慢してもらって、怪我をしたらしい上林選手もそもそも疲労蓄積してそうなので少し休んでもらって、若手を1名でも良いから上げてほしいな。この緊迫した戦いで経験を積む良い機会だと思うので。

 内川選手、デスパイネ選手、上林選手は、本当に優勝がかかった土壇場や、CS出場した暁にはそこで大爆発を期待したいというのが本音だ。

スポナビ結果

 祝、8連勝&カード勝ち越し確定。
 ミランダ投手の圧巻投球と、相変わらず「時空が歪んでいる」松田選手の十亀投手打ちで、快勝。

 それにしても、デスパイネ選手やモイネロ投手に加え、連勝立役者の一人であるグラシアル選手、そして今回あわやノーヒットノーランという快投を見せたミランダ投手と、キューバ人助っ人様々の状況である。
 キューバ人野球関係者との蜜月関係を築き上げた編成担当ほか球団関係者の戦略が良かったということだろう。

 この補強戦略の中核はもちろん、他のキューバ人選手の精神的支柱であるデスパイネ選手であるわけだが、通訳のレオナルド青木氏の効果も大きいのではないかと思っている。
 公私に渡って選手をサポートしている様子や、日本人選手との関係も非常に良好である様子が、地元新聞記事やオフ公開動画など随所に見え隠れしている。
 担当選手が増えるということは青木氏の仕事もどんどん多忙になるということを意味するが、スタッフも勝敗に影響する重要なピースのひとつであるので、変わらぬ活躍を期待したい。

 そして助っ人各位には、外国人枠の問題もあるので来シーズンどうなるかは分からないが、ぜひ残留を期待したい。
 そうなったら、キューバ国旗を応援グッズに加えるべきかも知れないな。

スポナビ結果

 久々の現地観戦、何とか大事な一戦を勝利。
 8月後半からやっと昨年王者の底力が炸裂し、2位浮上。ただ首位ライオンズとは試合開始時点で8ゲーム差である。
 心境は半分以上「2位じゃだめなんですか?」ではあるものの、ライオンズを少しは慌てさせたい。

 試合は先発の千賀投手と菊池投手がそれぞれ気迫十分で素晴らしい投手戦となったが、今宮選手の初球HR、柳田選手の変態的なツーランHRを継投で守り切り、接戦をモノにした。

 なんと今季初の7連勝である。8月の前半から少しチーム成績が上向き始めた感はあったわけだが、個人的に連勝が始まったきっかけは8/17に公開されたサファテ投手のメッセージもそのひとつではないかと思っている。
 何故ならば、その日のナイトゲームから連勝が始まり、メッセージ内容が選手のプレッシャーをパワーに変えるような内容だからだ。


 インタビューを行い記事にしてくれた杉浦大介氏を、いちホークスファンとして全面的に賞賛したい。

 あまりにも良い記事なので、削除に備えて上記メッセージの内容からチームへのメッセージ部分全てを抜粋引用しておくことにする。

――今は米国で過ごしていますが、ホークスの試合はチェックしていますか?

 毎日見ていますよ。私はパ・リーグTVのアカウントを持っているので、ログインすれば試合が見られるんです。朝起きたら、たいてい試合は終盤に差し掛かっている頃で、デーゲームの場合は逆に就寝前に最初の数イニングを見ることができます。情報はなるべく追いかけるようにしていますよ。

――ホークスの選手、関係者とは連絡は取っているんですか?

 海外スカウトや通訳とはよく話していますし、何人かの選手たちとも連絡を取っています。森唯斗とはよくテキストメッセージを交換しています。

――昨季は日本一に輝いたホークスですが、今季はクライマックスシリーズ出場も確実ではない厳しいシーズンになっていますね。

 苦しむチームを見るのはつらいし、みんなと一緒にいたいと心から思っています。今は9回を投げてチームを助けることはできませんが、リーダーとしてクラブハウスで仲間たちを元気づけることだったらできますからね。前評判ほどに勝てないとき、選手たちはつらい思いをするもので、多くのプレッシャーを背負っているはずです。特に昨季までの私たちは好成績を残してきたのだから、みんなもっとやれると感じているはずです。ただ、選手たちがハードに練習し、しっかりと準備をして試合に臨んでいることに疑いはありません。

――苦戦の原因はどこにあると考えていますか?

 自分たちが最高のチームだと確信していても、苦しい思いをするシーズンはあるものです。とにかくケガ人が多かったので、先発投手、ブルペン、野手のいずれかに責任を負わせようとするべきではない。和田(毅)が故障し、今宮(健太)も何度か離脱し、東浜(巨)もシーズンの大半でケガに悩まされてきました。(岩嵜)翔も欠場しているし、私自身も離脱しました。さらにウチ(内川聖一)やマツ(松田宣浩)もケガを抱えながらプレーしているのだろうと思います。先発が良くなかったゲームもあれば、ブルペンが仕事を果たせなかった時もある。投手が頑張っても、打線が機能しなかった日もある。いいチームも勝てない年があるのがベースボール。こういうシーズンを乗り越え、さらにいいチームになっていくんです。今季1位、2位で終われなかったとしたら、来季に向けた大きなモチベーションが生まれることでしょう。

――ポジティブな材料を挙げるとすれば?

 森と加治屋(蓮)が大きく飛躍したことです。重要な場面での登板や、リードを奪ったゲームで8回、9回を投げる経験は何にも代え難いものです。その中で確実に成長しているはずで、森はすでに19セーブを挙げて、素晴らしい仕事をしてきました。「私が戻ったら(抑えの)仕事は返してもらうから、あまりなじみすぎるな」とジョークを飛ばしているくらいです。また、若い選手が力を発揮する姿を見るとうれしく感じますね。野手では牧原(大成)がヒットを重ね、塁に出て、盗塁も決めていることに感心しています。ギータ(柳田悠岐)はいつでも素晴らしいから、今さら何をしてももう感心はしません(笑)。ウチは今年は厳しいシーズンを過ごしていて、フラストレーションを感じているでしょう。ただ、彼はグレートな打者ですから、今後は調子を上げて、来季はいいシーズンを送ると確信しています。何があろうと、ウチのキャリアに対する評価が変わることはありません。マツもホームランは打っているし、塁にも出始めています。多くの選手が調子を上げてきているように思います。

――終盤戦で追い上げは可能でしょうか?

 首位と10以上あるゲーム差が縮まるかどうかはわかりませんが、毎日ハードにプレーし、いいコンディションでシーズンを終えることだけを考えて欲しい。16年に私たちも(独走態勢に入りながら)ファイターズに追い抜かれてしまったように、今季もチャンスはあるはずです。西武か、あるいは他のチームが優勝を決めるまで、何があるかはわからないから頑張り続けて欲しい。今後追い上げるチームがあるとすれば、可能性がもっとも高いのはホークスでしょう。

――ミラクルを起こすために、具体的にこれが必要だというアイデアはありますか?

 重圧を感じないでプレーして欲しいということです。コーチ、選手の誰もが大きなプレッシャーを感じているはずですが、ベースボールはゲームだということを思い出して欲しい。このゲームをプレーできている私たちはラッキーで、恵まれているということを忘れるべきではありません。楽しんで、やるべきことをやって、チームを救おうなどと力み過ぎてはいけない。勝てなくても世界が終わるわけではないし、誰かが死ぬわけではない。毎年勝てるわけではないし、そう思うべきでもない。MLBの最高のチームであるヤンキース、レッドソックス、ナショナルズ、カブスだって、毎シーズン優勝できるわけではないですよね。悔しい敗戦を味わったら、その経験が翌年に生きてくる。16年に私たちも悔しい経験をして、多くを学び、その次の年に優勝できたんです。だから今季の終盤戦では自分の仕事をこなし、他のことを気にせず、できることに集中して欲しいですね。

――ここからはホークスのリリーフ投手たちにメッセージを送ってください。まずはすでに何度か話が出た森投手からお願いします。

 森はシーズン終盤にはすでに疲労しているはずだから、必要以上にハードワークし過ぎないようにと伝えたいです。練習では無理し過ぎず、投げ過ぎず、休みをとって賢明に取り組んでほしい。不調のイニングがあったり、セーブ失敗したりしても、次の日にやり直せばいい。これまでやり遂げたことを信じ、打者に向かっていってほしいです。

――セットアッパーになった加治屋投手もいいシーズンを過ごしています。

「君はどういうタイプのピッチャーなのか?」と毎日のように彼に尋ねてきました。見事な速球を持っているのだから、彼にはパワーピッチャーとして確立してほしいんです。今季、この後の2カ月間も、自身がパワーピッチャーであることを常に頭に置いてほしい。シーズンはもうすぐ終わりなのだから、うまくいかないイニングがあっても気に病むことはない。1、2失点を許しても気にする必要はない。これまで通りに投げ、ストライクゾーンに攻め続ければ、彼は大丈夫なはずです。

――嘉弥真新也投手はどうでしょうか? 

 過去数年、嘉弥真には「才能はあるのだから、あとは自信を持って投げればいいんだ」と伝えてきました。今季ついに自信をつけて、素晴らしいシーズンを過ごしてきたのだから、このまま前に進んでほしい。「君の力を疑った人たちが間違っていたと証明するときが来たんだ」と伝えたいですね。

――1軍に定着している二保旭投手とは親しいのでしょうか?

 彼のこともよく知っていますよ。先日話したばかりです。二保にとって今季は手術から復帰して最初のフルシーズンだから、力強く締めくくってほしい。うまくいかないイニングもありますが、気にしてはいけない。去年は登板機会がなかったのだから、今季多くの打者と対戦することは彼にとっていいことです。今季は良くやったのだから、このままコンディションを保ち、来季をビッグイヤーにしてほしいと願っています。

――登板数が増えたモイネロ投手は苦しい7月を過ごし、登録抹消されてしまいました。

 ティト(モイネロの愛称)は昨季、とてつもないシーズンを過ごしました。彼が途中からチームに加わっていなかったら、去年のチームはあれほど勝てなかったでしょう。今は疲れが出ているのはわかっているし、しばらくは力を蓄えてほしい。疲労がゆえに球が高めに浮いてしまっていたのだから、何とかシーズンをいい形で締めくくり、オフには家に戻ってゆっくり休んでほしいですね。
サファテから日本のみんなへメッセージ 「リハビリは順調、魂はチームとともに」(2018-08-17 スポーツナビ)

 個々の選手を労いつつもエールを送り、チーム全体やコーチ陣に対してまでも余計なプレッシャーを感じずに思い切りやれというメッセージを送る。目線がすでに指導者のそれである。
 常勝とか絶対王者とか言われながら上手く行かないシーズンになっているモヤモヤが晴れる、良い内容だ。
 実績もさることながら、考え方や振る舞いなど人間的な素晴らしさで個人的にホークスレジェンド確定だね。
 まだ気が早い話だが、現役を終えたとしても、コーチング等何らかの役割でホークスに関わってほしいものだ。

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