2007年9月4日:晴。気温23.4℃~32.2℃
(前回からのあらすじ:登記書類を揃えて、登記申請に挑む)
昨日のつづき。
結論、登記申請は受理されました。いちおう審査期間を経て9月6日が補正期間終了日なので、9月6日にもう一度訪ねることにし、法務局をあとにします。
というわけで今日は、やってみながら分かった、自分なりの教訓を列挙します。
1.とにかく、事前に管轄の役所にいって、相談する。(相手が忙しそうじゃないときを見計らっていくことができればなおよし)
起業の形としてどうあるべきか、についてはさすがに教えてくれませんが、ここの書類にはどう書けばよいのか、とか、この書類で過不足はないか、といった事務に関しては、本やネットよりも、実際にその処理を行っている人達が一番よく知ってます。
起業なんて誰でも初めてなので、聞くは一時の恥。役所の現場の人達はすごく親切です。
しかも事前に聞きにきた(今日提出じゃない)ということを伝えたため、相手も余裕を持って対応してよいと思ってくれたらしく、幾分かつっこんだ説明をしてくれました。
ただ、聞く姿勢というのは意識したほうが良い結果になると思われます。以下のサイトが参考になりそうなのでどうぞ。
参考:なぜ、あの人には教えたくなるのか? 教わり上手な人の8つのTIPS(2007年9月3日 モチベーションは楽しさ創造から)
2.ネットで調べすぎない
起業や会社設立に関するサイトは星の数ほどあります。純粋にハウツーもあれば、当然ながら行政書士や税理士のサイト、さらには「私共(あるいは「私」)が支援しまっせ」といった商売のサイトまで、玉石混淆であり、かつ時系列についても、化石級に古い情報なんかもわりと検索上位にあったりして、あれこれ参照していると情報過多になってしまいます。
ある程度知りたい情報が見やすく整理されているサイトを見つけたら、他のサイトは無視して進めていったほうが得策です。最後は、上記に述べた「究極のプロ」にチェックしてもらうわけですから。
3.半完成品でもっていく
ホッチキス止め、製本、押印などは、しないで持っていきます。間違えないように現場で教えてもらいながら仕上げをするのが良いでしょう。意外と、現地でそうした作業をやる(あるいはやってもらう)くらいの時間的余裕はあります。(ほかの区は知りませんが、腐っても23区である練馬でもそんなもんなんだから大体そうなんでしょう)
ということで、バラの書類を管理するために、クリアファイルをいくつか常備しておくと便利です。
4.電子ファイルをすぐ修正して印刷し直せる手段を持っておく
自宅が役所から近い人はいったん家に戻れば良いでしょうが、そうでない人は、ネットカフェやKinko’s的な印刷ができるところをチェックしておくと良いです。
5.忘れ物に注意
特に半完成品で持っていく場合は、実印や代表者印などの持参を忘れずに。あと登録免許税15万円も。
横で他人のケースをみていると「ここにも押印が必要なんですよね・・・今日印鑑持ってきてますか?」「え?あ!持ってきてません」という事態が散見されました。
以上、とりあえず5点。
もっとも大事なコツは「分からないことは分からないとはっきり言う」「どこまで自分で出来たか(そしてどこからがまだやれていないのか)、相手にきちんと説明して分かってもらう」そして当然ですが「相手の言うことは良く聞く。復唱して確認する」というところでしょうか。
普通の仕事と一緒ですね。
次は第二の山場、税務署です。