2007年8月23日:雷。気温23.1℃~30.0℃
(前回までのあらすじ:最初の難関、定款作成&認証に手をつける)
おとといの続き。
とりあえず完成しましたよ定款が。表紙なし3ページ。
ネット上のサンプルをあさると、表紙や裏表紙がきちんとついているサンプルなんかもありましたが、他人に見せたり、目に触れるところに置いておくわけでもないので、別にいいかなと思いまして条文だけがずらずら並んでいるシンプルなものにしました。
表紙を省いた場合の注意点は、収入印紙を貼るスペースを確保しておくこと。
1ページ目の上部は、「~株式会社 定款」とか「第1章 総則」とかタイトルがセンタリングで続くんで、その横に自然と貼るスペースができると思いますが。
ちゃんと認証できたら、何らかの形でサンプルとして公開したいと思います。
意外と迷ったのが、定款の内容そのものよりも、製本をどうするの?という点です。
まず印刷は普通のレーザープリンタで印刷したのですが、それをいつもの会議資料みたいにホッチキス止めして綴じておくだけでよいのか?
・・・いろいろ調べると、契約書でよくやるように、ホッチキス止めしたあとに製本テープを使って綴じるのがよいようです。
ホッチキスだけだと、各ページ見開きの継ぎ目に割り印を押していかねばならないけど、製本テープを使って綴じれば、綴じた裏表紙にあたる部分の、テープと紙の境目のところに1つだけ割り印を押せばOKだからです。
(要するに誰も綴じの部分をバラして改竄してませんよという意味)
ホッチキスは、左側に2箇所、が常識的なのかも知れませんが、自分は5箇所留めました。その際、真ん中をまず留めてから両サイドに順番に留めていくとよいです(細かすぎますね)。
また、情報によってはB4に印刷した後それをB5に折り曲げて冊子にできるように印刷せよ、とか、両面印刷しろ、とかありますが、それら今では必須でも何でもなく、A4片面印刷でかまいません。
(ただし公証を受ける際は紙の枚数で料金が変わるので両面印刷にして枚数を減らすとほんの少しだけお得だそうです数百円ですが)
自分の場合は、本番の前に一度公証役場で、内容の添削をしてもらったり質問したりしようと思い、まずは1部だけ製本して、公証役場に向かいます。
ついでに、前回説明した個人の実印の印鑑証明をもらいに区役所に立ち寄り、その足で公証役場へ。
公証役場があるビルに着くと・・・あ、そういやビルの1Fと2Fに文房具屋があった。ハンコここで作ればよかったのかも。と思いながら3Fの公証役場へ入ります。
銀行とかみたいな、カウンターで庶民と中の人が冷たく仕切られているイメージをしてましたが、受付カウンターっぽいものはあるものの、オフィスとの境目に壁はなくオープンな雰囲気。公証人の人も歩けばすぐ到達できるところに机を構えています。
事務員の人に声をかけて、事情を説明し待つこと約20分、指摘箇所に付箋紙が貼られた定款が返却され、説明をしてくれました。
たまたま良い間合いだったらしく、すごく手際よくチェックしてもらいました。ラッキーでした。
案の定、1箇所必須事項に欠落があったため、修正して後日本番に挑むことにしましたが、事務員の方が大変親切で、サンプルをくれました。
また、チェックしてくれた公証人が次回出張などで不在の場合、他の人だと万が一新たな指摘があると大変なので、次回来る前に前回の公証人が在籍しているか確認の電話を入れてくれとのこと。あと念のために電子ファイルも持ってきてくれと。そして印鑑も収入印紙もまだつけない状態で。と仰ります。
つまり少々の修正なら、その場で事務員の人が修正して再印刷してもらえるみたい。「できれば修正の跡がない状態で認証を受けたほうが気分がいいですからね」だって。なんていい人なんだ。
前回、毒づいてしまい、ごめんなさい。お茶まで出してくれて、公証役場ってこんなにフレンドリーなところだったんだ。
ということで、おもてなしの心をもらい、次回に続く。