2007年8月16日:曇。気温29.4℃~37.0℃
9月に会社を作るんですよ。
で、設立までのあれこれを記すことで、後進の人達に参考になればと思い日記に書いていきます。
まずお前誰?っていうところですが、都内にある500人くらいのソフトウェア受託開発&派遣の会社に勤務して15年目の未婚。
通信プログラムにはじまり商品開発、情報システムの提案から開発、運用保守(は旗ふりだけだけど)、そして管理職その1その2、と一通りやらせてもらいました。
実は請負開発よりも技術者派遣のほうが多い会社なので、請負中心の部署にいながらも、人材派遣の中ボス的なこともやってました。
案件の引き合いをもらい、振り返ると誰もいない、ということで、自ら営業みたいなこともやったりとか。
品質納期でトラブって「お前んとこ訴えるぞゴルァ!」なんて私の目を見て言われたりもしました。初めてのときはビビったなあ。(複数回ある)
で、なんで起業?ってところなんですが、基本的には自分自身が(プログラマでも設計屋でもコンサルでもPMでもなんでもいいから)現場に関わり続けていたいと思ってるんですが、15年目にもなると管理オンリー、下手したら経営者の端くれの役割を課せられるんですよ。
しかも早くして管理職になって7~8年。つまんねえ~!でも単なる技術者では生きていけないので、管理職で一通り頑張ってみて、いろいろ得ることがあるだろうと思いやってきた。
たしかに奥深い世界だ。
けど、視野が広がったからこそ見えてくる会社の問題。良くしようといろいろやるも、オーナー会社の壁。
さらに中小からの脱皮を目論んだのか大組織の論理を外から招聘。アットホームなのか大企業なのか、どっちつかず。もう我慢の限界だ。ソフトウェア作りの現場に復帰させていただきます。
現代においては、会社設立のハードルは低いし、アイデアを具現化するためのツールはたくさんあるし、ソフトウェアを流通させるのはネットでできるし、大組織はいらないんですよね。
ほかにも理由はあるけどそんな感じで衝動的に退職&起業。でも辞める準備は2年近くかけました。
いわゆるフリーになるときは、とりあえず個人事業主から始めるんでしょうけど、自分の場合は、いまの会社が「小さすぎて興味なし!」的な案件を直接手がける可能性が多々あったので、いちおう法人にしとかないと契約に不都合があったりするだろうと考え、新会社法で設立しやすくなった株式会社にすることにしました。
やっと本題。なんだけど前置きいっぱい書きすぎたから次回に続く!