久々の現地観戦、何とか大事な一戦を勝利。
 8月後半からやっと昨年王者の底力が炸裂し、2位浮上。ただ首位ライオンズとは試合開始時点で8ゲーム差である。
 心境は半分以上「2位じゃだめなんですか?」ではあるものの、ライオンズを少しは慌てさせたい。

 試合は先発の千賀投手と菊池投手がそれぞれ気迫十分で素晴らしい投手戦となったが、今宮選手の初球HR、柳田選手の変態的なツーランHRを継投で守り切り、接戦をモノにした。

 なんと今季初の7連勝である。8月の前半から少しチーム成績が上向き始めた感はあったわけだが、個人的に連勝が始まったきっかけは8/17に公開されたサファテ投手のメッセージもそのひとつではないかと思っている。
 何故ならば、その日のナイトゲームから連勝が始まり、メッセージ内容が選手のプレッシャーをパワーに変えるような内容だからだ。


 インタビューを行い記事にしてくれた杉浦大介氏を、いちホークスファンとして全面的に賞賛したい。

 あまりにも良い記事なので、削除に備えて上記メッセージの内容からチームへのメッセージ部分全てを抜粋引用しておくことにする。

――今は米国で過ごしていますが、ホークスの試合はチェックしていますか?

 毎日見ていますよ。私はパ・リーグTVのアカウントを持っているので、ログインすれば試合が見られるんです。朝起きたら、たいてい試合は終盤に差し掛かっている頃で、デーゲームの場合は逆に就寝前に最初の数イニングを見ることができます。情報はなるべく追いかけるようにしていますよ。

――ホークスの選手、関係者とは連絡は取っているんですか?

 海外スカウトや通訳とはよく話していますし、何人かの選手たちとも連絡を取っています。森唯斗とはよくテキストメッセージを交換しています。

――昨季は日本一に輝いたホークスですが、今季はクライマックスシリーズ出場も確実ではない厳しいシーズンになっていますね。

 苦しむチームを見るのはつらいし、みんなと一緒にいたいと心から思っています。今は9回を投げてチームを助けることはできませんが、リーダーとしてクラブハウスで仲間たちを元気づけることだったらできますからね。前評判ほどに勝てないとき、選手たちはつらい思いをするもので、多くのプレッシャーを背負っているはずです。特に昨季までの私たちは好成績を残してきたのだから、みんなもっとやれると感じているはずです。ただ、選手たちがハードに練習し、しっかりと準備をして試合に臨んでいることに疑いはありません。

――苦戦の原因はどこにあると考えていますか?

 自分たちが最高のチームだと確信していても、苦しい思いをするシーズンはあるものです。とにかくケガ人が多かったので、先発投手、ブルペン、野手のいずれかに責任を負わせようとするべきではない。和田(毅)が故障し、今宮(健太)も何度か離脱し、東浜(巨)もシーズンの大半でケガに悩まされてきました。(岩嵜)翔も欠場しているし、私自身も離脱しました。さらにウチ(内川聖一)やマツ(松田宣浩)もケガを抱えながらプレーしているのだろうと思います。先発が良くなかったゲームもあれば、ブルペンが仕事を果たせなかった時もある。投手が頑張っても、打線が機能しなかった日もある。いいチームも勝てない年があるのがベースボール。こういうシーズンを乗り越え、さらにいいチームになっていくんです。今季1位、2位で終われなかったとしたら、来季に向けた大きなモチベーションが生まれることでしょう。

――ポジティブな材料を挙げるとすれば?

 森と加治屋(蓮)が大きく飛躍したことです。重要な場面での登板や、リードを奪ったゲームで8回、9回を投げる経験は何にも代え難いものです。その中で確実に成長しているはずで、森はすでに19セーブを挙げて、素晴らしい仕事をしてきました。「私が戻ったら(抑えの)仕事は返してもらうから、あまりなじみすぎるな」とジョークを飛ばしているくらいです。また、若い選手が力を発揮する姿を見るとうれしく感じますね。野手では牧原(大成)がヒットを重ね、塁に出て、盗塁も決めていることに感心しています。ギータ(柳田悠岐)はいつでも素晴らしいから、今さら何をしてももう感心はしません(笑)。ウチは今年は厳しいシーズンを過ごしていて、フラストレーションを感じているでしょう。ただ、彼はグレートな打者ですから、今後は調子を上げて、来季はいいシーズンを送ると確信しています。何があろうと、ウチのキャリアに対する評価が変わることはありません。マツもホームランは打っているし、塁にも出始めています。多くの選手が調子を上げてきているように思います。

――終盤戦で追い上げは可能でしょうか?

 首位と10以上あるゲーム差が縮まるかどうかはわかりませんが、毎日ハードにプレーし、いいコンディションでシーズンを終えることだけを考えて欲しい。16年に私たちも(独走態勢に入りながら)ファイターズに追い抜かれてしまったように、今季もチャンスはあるはずです。西武か、あるいは他のチームが優勝を決めるまで、何があるかはわからないから頑張り続けて欲しい。今後追い上げるチームがあるとすれば、可能性がもっとも高いのはホークスでしょう。

――ミラクルを起こすために、具体的にこれが必要だというアイデアはありますか?

 重圧を感じないでプレーして欲しいということです。コーチ、選手の誰もが大きなプレッシャーを感じているはずですが、ベースボールはゲームだということを思い出して欲しい。このゲームをプレーできている私たちはラッキーで、恵まれているということを忘れるべきではありません。楽しんで、やるべきことをやって、チームを救おうなどと力み過ぎてはいけない。勝てなくても世界が終わるわけではないし、誰かが死ぬわけではない。毎年勝てるわけではないし、そう思うべきでもない。MLBの最高のチームであるヤンキース、レッドソックス、ナショナルズ、カブスだって、毎シーズン優勝できるわけではないですよね。悔しい敗戦を味わったら、その経験が翌年に生きてくる。16年に私たちも悔しい経験をして、多くを学び、その次の年に優勝できたんです。だから今季の終盤戦では自分の仕事をこなし、他のことを気にせず、できることに集中して欲しいですね。

――ここからはホークスのリリーフ投手たちにメッセージを送ってください。まずはすでに何度か話が出た森投手からお願いします。

 森はシーズン終盤にはすでに疲労しているはずだから、必要以上にハードワークし過ぎないようにと伝えたいです。練習では無理し過ぎず、投げ過ぎず、休みをとって賢明に取り組んでほしい。不調のイニングがあったり、セーブ失敗したりしても、次の日にやり直せばいい。これまでやり遂げたことを信じ、打者に向かっていってほしいです。

――セットアッパーになった加治屋投手もいいシーズンを過ごしています。

「君はどういうタイプのピッチャーなのか?」と毎日のように彼に尋ねてきました。見事な速球を持っているのだから、彼にはパワーピッチャーとして確立してほしいんです。今季、この後の2カ月間も、自身がパワーピッチャーであることを常に頭に置いてほしい。シーズンはもうすぐ終わりなのだから、うまくいかないイニングがあっても気に病むことはない。1、2失点を許しても気にする必要はない。これまで通りに投げ、ストライクゾーンに攻め続ければ、彼は大丈夫なはずです。

――嘉弥真新也投手はどうでしょうか? 

 過去数年、嘉弥真には「才能はあるのだから、あとは自信を持って投げればいいんだ」と伝えてきました。今季ついに自信をつけて、素晴らしいシーズンを過ごしてきたのだから、このまま前に進んでほしい。「君の力を疑った人たちが間違っていたと証明するときが来たんだ」と伝えたいですね。

――1軍に定着している二保旭投手とは親しいのでしょうか?

 彼のこともよく知っていますよ。先日話したばかりです。二保にとって今季は手術から復帰して最初のフルシーズンだから、力強く締めくくってほしい。うまくいかないイニングもありますが、気にしてはいけない。去年は登板機会がなかったのだから、今季多くの打者と対戦することは彼にとっていいことです。今季は良くやったのだから、このままコンディションを保ち、来季をビッグイヤーにしてほしいと願っています。

――登板数が増えたモイネロ投手は苦しい7月を過ごし、登録抹消されてしまいました。

 ティト(モイネロの愛称)は昨季、とてつもないシーズンを過ごしました。彼が途中からチームに加わっていなかったら、去年のチームはあれほど勝てなかったでしょう。今は疲れが出ているのはわかっているし、しばらくは力を蓄えてほしい。疲労がゆえに球が高めに浮いてしまっていたのだから、何とかシーズンをいい形で締めくくり、オフには家に戻ってゆっくり休んでほしいですね。
サファテから日本のみんなへメッセージ 「リハビリは順調、魂はチームとともに」(2018-08-17 スポーツナビ)

 個々の選手を労いつつもエールを送り、チーム全体やコーチ陣に対してまでも余計なプレッシャーを感じずに思い切りやれというメッセージを送る。目線がすでに指導者のそれである。
 常勝とか絶対王者とか言われながら上手く行かないシーズンになっているモヤモヤが晴れる、良い内容だ。
 実績もさることながら、考え方や振る舞いなど人間的な素晴らしさで個人的にホークスレジェンド確定だね。
 まだ気が早い話だが、現役を終えたとしても、コーチング等何らかの役割でホークスに関わってほしいものだ。

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 なんとか被3タテ阻止。
 鷹の祭典、最終戦を勝利で終わることが出来た。
 前回あれだけ悪かった武田投手が「言っといてや、できるんやったら」の完封、そしてこのチーム状況に過度な責任を感じているであろう内川キャプテンが無双して、快勝。
 試合後セレモニーでは藤井フミヤ氏も登場、東京も観戦&待機していただろうから、ほんともどかしい気持ちで観戦していたことだろう。やっと出番が出来て良かった。

 難しいのは、武田投手の状態だ。本来であれば無期限二軍調整の立場だが、棚ぼたの機会を得て完封、しかも今シーズンは今まで完封かK.O.しかないというこの状況、プロ野球としては計算できないため使えないという評価にはなると思うのだが、今のホークスの投手事情も鑑みると、次回登板機会も組み込まざるを得ないか。個人的には、完封まで行かなくとも、このあと5試合連続QSくらいはしてくれないと、その潜在能力からすれば及第点とは言いがたい。

 とは言え、武田投手のプロ野球選手としての意地が垣間見えた今日の投球は、嬉しい。そこは手放しで賞賛したい。
 次回登板機会があれば、なんとしてもQS以上の結果を出してほしい。

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 まあ正直なところ勝敗は半ば覚悟していた。
 もちろんまだ優勝の可能性はゼロではないわけで、ファンとしては今後も応援するのだが、今シーズン開始当初からうすうす感じていた夢の終わりを、いまは鮮明に認識している。

 盛者必衰の理。どんな物事にも始まりがあって終わりが来る。
 仮に今シーズン奇蹟のVがあったとしても、チームは老衰し、黄金時代はいったん終焉を迎えて、再建期に入るだろう。
 2016年の屈辱V逸で4連覇にならなかったこと、セ・リーグで黄金期を迎えている広島カープとの真の日本一決戦が出来ない見込みであること(こちらはまだ可能性残っているが)、が心残りである。

 球団としては、来たるべき区切りに備えて、再建期に相応しい首脳陣・体制の選定に早急に着手して頂きたいところだ。
 個人的には王氏、秋山氏に連なるホークスの系譜を継ぐ人物で、適任者は一人しかいない。ちゃんとコネクションを維持しておいてくれているだろうか。ジャイアンツに取られるなんて失態も危惧しているので、早めに何らかのポストで招聘頂きたい。
 また前監督もそろそろ鋭気を再充填し終えたころと思われるので、何らかの形で復帰することも淡く期待している。

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 バンデンハーク投手5失点K.O.ののち、何とか追いつくも、押し出し四球により敗北。
 今年は本当に色々なショック敗戦を経験させて頂いている。
 ここ数年(2016年の屈辱を除き)良い思いをさせてもらってきたファンに対しての試練だろう。

 次戦の予告先発は摂津投手vs.岸投手ということで、絶対に取らなければならない試合だったのだが。

 中盤、同点の場面で出てくる投手が大ベテランの五十嵐投手というのが、現在の投手編成のいびつさを物語っているような気がする。
 野球は投手、というのをつくづくと痛感させられる今シーズンである。
 この先も東浜投手やスアレス投手の復帰を期待できるものの、絶対的な好調投手の不足はいかんともしがたい。

 V逸の心配どころか、Bクラスの心配をしなければならなくなりそうだ。

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