THE FIRST SLAM DUNK

投稿者: | 2023年1月1日

公式 | Wikipedia
 2023年、元旦。月始めはファーストデーで映画が安い。加えて年末年始はさほど混まない予想もあり、とりあえず何か観ようと。

 アバター続編とどちらにするか少し迷ったしTVアニメ版は殆ど観たことがないのだが、バスケ経験者だし漫画をリアルタイムに読んでいた世代なのでスラムダンクに決定。あとアバターは長いしね。歳をとると長いのはキツい。

 一部の界隈では声優がTV版と違うとかその他いろいろと物議もある本作、漫画オンリーの自分としては声優の違和感など当然なく、普通に楽しめた。やはりアニメーション技術は年々進歩してるなと実感。試合のシーンとか難しい題材だと思うのだが、CG全開でもなく純粋セル画でもない、キャラの動きがかなり実写に近くて、かつ一方では漫画の絵がそのまま動画になった感じもあって、なんか新しい感じ。

 脚本についてはかなり捻りというか原作者の嗜好が入っている。賛否はあるんだろうけど、掘り下げるキャラが分散して総花的になるよりも分かりやすくて良かった。「あーそれを描きたいのね」が明確で、そのための舞台装置として、原作では最大かつ最終の山場となる山王戦を惜しみなく使ってしまうという。大胆と言えば大胆。

 なので、鑑賞にあたっては最低限、漫画かTV版で予習したほうが良いかも知れない。主役以外のキャラがなぜこういう振る舞いを?というところは割と省略気味であるため、スラムダンク初見(の人が鑑賞することは多くはないと思うが)だと?がついたり、本来は観客が感慨に浸れるシーンが単なる繋ぎみたいに見えてしまうかも知れない。とは言え、新規と既存のどちらのファンも楽しめる作りにはなっているとは思うので、製作陣のバランス感覚や練り込みには拍手を贈りたい。

 ただこれまさかとは思うが…同じ題材で別キャラを掘り下げる二作目制作とか…ないよね?某ネズミの映画会社みたいなことはしないよね?あったらそれはそれで観てしまうと思うけどね。

 本作を観てバスケットボールって面白い!みたいなことを感じた若者には、ぜひNBAの八村選手や渡邊選手の活躍もチェックしてみてほしいところ。おっさんが若い頃からしたら夢のような活躍をしているので、大谷選手も素晴らしいがマスメディア各位にはバスケももう少し時間を割いてほしいよね。

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