ロースコアゲームではあったが、プロ野球の醍醐味が詰まった、痺れる試合であった。

 見せ場はなんといっても9回表、連投に次ぐ連投で疲れが隠せないサファテ投手、得点圏にランナー安達選手を背負って打者はヤフオク!ドームでけっこう活躍している中島選手。
 サファテ投手の渾身のストレートをはじき返して内外野の間に飛ばす、まさに意地の一撃。
 今宮選手が懸命にバックし、ギリギリでグラブに当ててボールは落ちるも、レフトから突っ込んできた中村晃選手がすぐさま拾ってバックホーム。
 ランナー安達選手は今宮選手のキャッチできそうな動きを見て一瞬走塁を躊躇、その後ボールが落ちたのでホームへ突入。
 中村選手の返球が少しシュート気味に3塁側へ逸れるも、高谷捕手が捕球後めいっぱい反り返ってギリギリ安達選手へタッチアウト。

 打者・走者・守備のすべてが紙一重であり、まるで漫画か映画のクライマックスシーンを観ているかのような、そして相手がバファローズということで、2014.10.2も思い出すような、これぞプロ野球というシーンであった。

 もうひとつ、4回表2アウト1塁走者西野選手の場面。投球後に甲斐捕手が1塁牽制、甲斐捕手はこれで何度かランナーを刺している。西野選手、ギリギリの帰塁でセーフになるが、再び大きなリードをとる。次の投球、ゆるめのカーブ。西野選手、良いスタートで盗塁企画するも、甲斐捕手のピンポイント・バズーカ送球でアウト。走者・捕手の技術とプライドが真っ向からぶつかり合う、プロのプレーであった。

 打撃のほうは、相変わらず中村晃&柳田の新3番4番コンビが不発だったが、対左ということでスタメンの川島選手、昇格したての江川選手、代打で登場した上林選手のヒットはポジティブ。そしてなんと言っても本拠地で久々に熱男コールが出来たのも嬉しい。場面も当たりも、完璧なHRであった。

 週末はイーグルスとの天王山が待っている。勝ちは拾えているものの投打ともに疲れ気味のようなので、移動も大変だろうが気分リフレッシュして乗り切ってほしい。

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