UbuntuでPSP用動画をつくる

投稿者: | 2007年10月1日

手持ちのDVDからPSP用の動画ファイルを作る手順のメモ。

HandBrakeというソフトを使って、コマンドラインで作成。

CPU:AMD Athlon(tm) 64 X2 Dual Core Processor 3800+
MEMORY:2GB
OS:Ubuntu 7.04 “Feisty Fawn”(Kernel:2.6.20-16-generic)
PSP FWバージョン:3.71
HandBrakeバージョン:0.9.0

HandBrakeのLinux版(HandBrake-0.9.0_i386.tar.gz)をダウンロードする。そしてそのなかのHandBrakeCLIをパスの通った場所かHOMEディレクトリとか適当な場所に展開。そのあとはコマンドラインで直接起動。

コマンド引数指定はこんなかんじ。$ ./HandBrakeCLI -w 480 -l 272 -X 480 -Y 272 -e x264 -b 768 -r 29.97 -d -2 -p -E faac -B 128 -R 48 -x level=30:threads=1 -s 1 -a 1 -i /dev/dvd -f mp4 -o M4V00001.MP4-w,-l:ピクチャの幅と高さ。
-X,-Y:幅と高さの最大値。“-X”と”-Y”を指定しておき、”-p”を指定すると元のフレームサイズの比率が保持されるらしい。
-e:映像側のエンコーダ指定。”x264″はH.264 AVC。
-b:映像ビットレート。指定なしだと1000になる。
-r:映像フレームレート。
-d:デインターレース。
-2:2passエンコード指定。
-p:ピクセルアスペクトレシオを映像ストリームに埋め込む。
-E:音声側のエンコーダ指定。
-B:音声ビットレート。
-R:音声サンプリングレート。
-x:x264への詳細オプション指定。PSPでは”level=30:threads=1″が必要?
-s:字幕チャンネルの選択。
-a:音声チャンネルの選択。
-i:入力デバイス指定。
-f:出力ファイルフォーマット指定。
-o:出力ファイル指定。

PSPの最新FWでは、MemoryStick上の”/VIDEO”ディレクトリに置くことで閲覧が可能。
古いFWでは”/MP_ROOT/100ANV01″に決められたファイル名”M4V0xxxx.MP4″で置けって時代もあったようだけど、今ではどっちかというと同じファイルでも”/VIDEO”に置けば再生OKで”/MP_ROOT/100ANV01″に置くと「非対応データ」扱いになったりする。

変換所要時間3時間くらい。サイズはビットレート1000kbpsで135分映画が1.15GB(The Matrix)。サイズはまだまだ研究の余地がありそう。もっとビットレート下げてもきっと大丈夫だろうから、サイズと画質についてはこれから試行錯誤する。

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