待望の日本シリーズ第1戦。
 セ・リーグをぶっちぎりで優勝した広島東洋カープがまさかのCS敗退となり、相手は横浜DeNAベイスターズ。
 結果はホークスの投打がかみ合って大勝。
 特に嬉しかったのは、今シーズンは二軍暮らしが長く悔しい日々を送ったであろう選手会長の長谷川選手が初回に貴重なツーランHRを打ったことである。かつて首位打者にも輝いたこともある元祖「打撃職人」。来シーズンは是非輝きを取り戻してほしいと願う。

 セ・リーグでは初のシーズン3位チーム日本シリーズ進出ということで、現在のCS制度に対する様々な意見がネットで散見される。
 パ・リーグでCS制度に泣いた回数が一番多いホークスのファンからすれば、今更になって何を言っているのかとは思うが、皆で議論・検討してより良いものに改善していくことについては全く異議はない。

 個人的に一番の問題と感じているのは、アドバンテージがあるとは言えたった数試合で日本シリーズ進出チームが決まることによってシーズン優勝や日本シリーズの価値が下がるということ、ではなく、サファテ投手も言っていたように、日程が開いてしまうことによって、選手の試合感覚が鈍りやすいことかと思っている。
 これは、どちらかというとCS制度の問題というよりは、レギュラーシーズンにおいて雨で流れる試合が多すぎて、予備日をたくさん確保せざるを得ないところを何とかしなければならないということだと捉えている。

 メジャーリーグでは中止した試合はすぐにダブルヘッダーを組んで日程を厳格に消化するそうである。日本でも、かつてはダブルヘッダーをやっていたのを記憶している。
 観客動員や放映権など、各球団(の親会社)の商魂に「忖度」してダブルヘッダーをやらなくしたのだと思うが、そのことによって大事なシーズン最終盤の日程が間延びし、加えてファーストステージの待ちが生じるリーグ優勝チームが調子を狂わせてしまい、結果として必要以上に波乱の生じる確率を上げてしまってファンの不満につながっているのならば、本末転倒と言わざるを得ない。
(ダブルヘッダーをなくした理由は選手目線もあるとは思うし日程が間延びしても調子を落とさないようにするのがプロだという意見もあるかとは思うが)

 日本は雨が多い気候風土だし、全球団ドーム球場にするというのも、資金面と情緒面(野球はやはり野外でするものであり観るもの、という意見もある。自分も出来れば屋根無しのほうがいいな、とは思う)で困難であろうから、流石に雨天中止ゼロには出来ないだろうが、極力ポストシーズン開始までの日程を詰められるよう、努力をするべきなのだろう。

 ダブルヘッダーの復活もその一案だろうし、例えば、京セラドームと東京ドーム(さらに名古屋ドーム、西武ドーム)を最初から予備日用に確保しておき、雨天中止になった場合は、主催試合の球場に近いドーム球場で予備日を消化することで、レギュラーシーズン終了日を厳格に決めておき、隙間なくCSおよび日本シリーズを開催するなど。
 地元での試合が中止になったのに地元から離れて東京や大阪にわざわざ応援に行くなんて出来ない、とか、主催試合を地元球場でやらないなんてあり得ない、という反論が出るのは当然承知だが、従来の常識枠にとらわれた議論に留まっていては、改善は難しい。
 重要なことは、レギュラーシーズンとポストシーズンの間隔をもっと詰める、そのためにはレギュラーシーズンの終了日を厳格に守れるようにする、である。

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