日本は世界有数の雪国らしい。
大陸の冷たい空気が日本海を通って日本の山にあたって雪になると。
湿度も絶妙だとか。なんでも、シベリアなどの極寒地域の雪は軽く粘着性が低いため積もらずに風で吹き飛んでしまうらしい。
札幌や青森やその他日本海側各所など、人が住む都市部でこれだけ積雪があるのも日本くらいらしい。
以上ネット10分で得た雑学。
んで、この辺の話ってのが本格的に盛り上がってくるのかな、と思った次第。
【洞爺湖サミット】データセンターを雪で冷やす構想、その萌芽がサミット会場に(2008-07-08)
雪氷冷房を使ったデータセンター構想(2008-12-30)
雪でデータセンターのサーバーを冷やす試み
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さくらインターネット、クラウド用データセンターを北海道石狩市に建設。規模はいまの全さくらデータセンター合計の約2倍(2010-06-21)
雪でデータセンターを冷房 北海道美唄市で実験公開(2010-08-18)
雪国に高効率なデータセンターをつくって官民問わず利用し、さらに海外企業のクラウド化もどんどん獲得して儲ける、っていうのが、ポジショントーク分を差し引いても、人口が減っていく日本には今後必要な装置産業だと思うけどね。
中央官庁がGoogleやAmazonやSalesforce.comを使ったクラウド化で米国にデータを全て握られるとか、そういうのはホントやめてほしいし、人様の労働じゃなく機械とか仕組みがお金を稼ぐっていうモデルはIT絡みに限らず、もっと増やしていかないと、マジやばいと思う。
ところで、Google様のデータセンターはこんなことなっている(なっていく?)そうだ。
- ビルでガンガン冷房、ではなく、コンテナ水冷式でエアコン使わないのが主流
- Googleの新しいデータセンターは平均気温の低いベルギーで冷房なし
- 気候変動で温度が上がってきたらどうするの? Google様の答え「データセンターごと切り替える!」
- 月を追いかける(follow the moon)データセンター。世界中のデータセンターを連動させて、気温も電気代も低い夜になったら負荷集中させる!
なんかもう勝てる気がしないが、インキュベーションでは海外に負けても、改良でいつも頑張ってきた日本の底力に期待しつつ、自社ではAmazon EC2を使わずに国内クラウドを使って、微力ながら日本を応援していこうと思った次第。