人間=法人
健康に年を重ねながら暮らすこと=事業を円滑に営み拡大していくこと
というわけで、受託システム開発・運用の世界を、医療業界に例えようとしてみた。
医療業界の知識は全くない。よって素人の戯言である。
大手SIerが、いわずもがな「総合病院」にあたる。
診療科は、金融、小売、物流、といった業界分野をあてるか、ネットワーク、サーバ・データセンター、ミドルウェア、パッケージ、AP設計、AP開発、コンサル、といった技術要素別、レイヤ別の考え方のほうが、しっくりきそうな気もするが、診療科の話はここでは置いておく。
町の診療所、にあたるのが、その辺にある中小SI業者(あえてソフトハウスとは呼ばない)ってことになる。
ここでも、現在の受託システム開発「重層下請け構造」の世界では、総合病院たるSIerの下請けに診療所(中小SI業者)が連なっている感じで、医療の世界にあてはめるには無理があるが、この位置関係の話もここでは置いておく。
で、何が言いたいかというと、システム開発・運用をするときにも、体(企業規模や事業規模)の大きい小さいに関係なく、総合病院に行かねばならぬ時と、診療所で済むときがあるんだよね、ということだけなんですけどね。
診療所と総合病院の間で行われている紹介状みたいな仕組みにならった、ユーザの状況ごとにうまく分担できるような風通しの良い仕組みがあると、共存共栄で上手くまわりそうな気がするんだけど、人間の体だけを相手にする医療と違って、システムの場合は、多種多様な形態に枝分かれしているこの生物界の全ての生命体を相手にしているようなものだし、囲い込んでナンボの価値観に支配されているから、まあ無理なのかもな。
あと、ふと思ったんだけど、医師は免許制度である。ということはシステム開発・運用を行う技術者にも免許制度をつくったら、頭数で勝負!ハッタリでナンボ!みたいな、いい加減な仕事を減らしたりする歯止めにならないだろうか・・・問題の種類によっては、大手SIerの組織パワーよりも、弱小ソフトハウスのエースのほうがスゴかったりするこの業界。どの病院がというのと同時に、どの先生が、というのがもっと注目されて然るべきだよなあと。
戯言というより妄想になってきたので、この辺で。