20世紀に発明されたテレビは当時の世の中を席巻、支配したが、21世紀初頭には衰退し駆逐された、なんてことを後世の歴史家は言うのかも

投稿者: | 2007年4月23日

 「誰のためのデジタル放送か?」および「日経ビジネス・オンラインのインタビュー記事」を読んで雑感。

 私自身はテレビをあまり見ないのだが、一部の利権を守るために税金が投入されるとしたら、それはそれでどうなの?と思うし、地デジ詐欺(知識の乏しい人に「これを買わないとテレビが見られなくなるよ!」と騙して金を取る…いかにもありそう)なんてのも確かに心配だ。
 何よりも、コンテンツの中身の価値(質的な価値だけでなくビジネス面も含めて)を高めるにはどういう仕組みが良いのか?という議論がなされないのは、経済規模だけで言えば世界第二位のこの国の議論として、なんとも寂しい。

 テレビをいつまでも惰性で見続ける人と、インターネットでこうして議論をしている人の間に、理解しあえない壁みたいなものがありそうだし。

 インターネット側にいると思っている自分としては、かくなるうえは、とことん無視or傍観させてください、という心境である。

 そう考えると、テレビほど圧倒的に世の中を席巻した「もの」が、別の新しい何かに駆逐される一部始終を見られるなんて、時代の節目に居合わせたみたいで、それはそれで何だか楽しい(切実な利害が絡む人たち、ごめんなさい)。

 傍観者としては、さらにとことんモメてもらって、次第に黒幕も表舞台に出ざるをえなくなり、ぐずぐずになっていただきたい。

 更なる、同時多発的な内部告発&問題提起に期待。

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