5/9 H 3-0 L : Hawks’ Seiichi Uchikawa reaches 2,000-hit milestone

投稿者: | 2018年5月10日


 祝、通算2000安打達成。
 ヒットと確信できる強烈なライナーが飛んだ時の、球場全体から響く異様な歓声は、今後暫く、耳に残るだろう。

 前日の大宮球場は、雨が降り続き「中止では?というかむしろ(チーム状態的に)中止でも良いのでは?」と思っていたが開催強行となり、怪我リスクも含めて戦前は恐れおののいていたのだが、その懸念を吹き飛ばす千賀投手の素晴らしい好投の末に野手陣も奮起し、勝利することができた。

 そして迎えたこの日の先発は、前回ライオンズ相手に素晴らしい投球をした石川投手。相手の先発はホークス松田選手にオカルト的な弱さを見せている十亀投手である。
 ホークスとメットライフドームは、リーグ優勝を決めるなどメモリアルな巡り合わせが多い印象もあり、何となく内川選手のヒットが出るのではないかという予感もあった。

 このような好条件が整い、かつ現在自分が東京にいるということで、これは行くしかないでしょうということで急遽観戦したわけだが、予感した通り、素晴らしい瞬間に立ち会うことが出来た。

 この日の試合内容は、勝利したことはもとより、石川投手がライオンズ打線を翻弄し、もはや笑いしか出ない十亀投手からの熱男弾(しかも初球失投という。この勝負の間だけ時空が歪んでいるとしか思えない)、上林選手の巡航ミサイルHR、甲斐選手の絶妙セーフティバントで相手エラーを誘っての加点と、ホークスファンとしては大満足の内容であった。
 まさに内川選手の偉業達成に、花を添えてくれることとなった。

 完全にホークス接待試合となってしまったこの日のライオンズだが、ヒットの瞬間や、花束贈呈、試合後のインタビューのときも含めて、大勢のライオンズファンが歓声や拍手を送ってくれていた。

 それにしても、同じ日にファイターズ清宮選手のプロ第1号HRが飛び出すとは何とも言えない巡り合わせだが(さらに中田選手の通算1000安打も)、大勢のマスコミに追い回されながら結果を出す清宮選手に対して、また敵ながら歓声や拍手を送ってくれたライオンズファンに対しても、インタビューや会見などできっちり言及して感謝やリスペクトを表明していた。発する言葉も含めて、本当に味のある、まさに玄人好みの超一流選手である。

 これで重圧も減ったと思うので、またヒットメーカーに戻ってくれることを期待したい。

スポナビ結果

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