身につまされる話だ

投稿者: | 2007年8月7日

オーディオ体験イベント「my-musicstyle vol.2」が9月1日に開催

 iPodや携帯電話などで音楽を聴いている10~30代に「ちゃんとした音」を体験してもらうためのイベントで、「オーディオマニアは対象外」としている。4月に東京・銀座で初めて開催し、2回目となる今回は、銀座よりも若い世代が集まる原宿に会場を移した。

 高音質を追求する高級オーディオの世界は「ピュアオーディオ」と呼ばれるが、音楽そっちのけで機材やケーブルの自慢に終始するマニアの存在などもあり、一般には敬遠されがち。一方、デジタルプレーヤーや音楽配信は音楽を手軽で身近なものにしたが、その分音質が犠牲になっている面もある。

 「音楽が生活の一部だという10代~30代が多いが、安直化していく音についてはあまり話題に上らない。若い世代のオーディオ離れは旧態依然とした業界のなれの果てだと自覚し、猛省している。ちゃんとしたオーディオで音楽を聴き、目の覚めるような経験をしてほしい」(my-musicstyle 実行委員会)

「ちゃんとした音」体験して 「マニア禁止」のオーディオイベント(2007年08月07日 ITmedia NEWS)

 まだなんとなく言葉の端に「ナナメ上から目線」を感じるけど、度が過ぎたマニアの内輪話による自己満足に終始していては、肝心の裾野を支えるユーザが離れてしまい、結局は業界が衰退する、そこんとこを猛省!という心意気は非常に良いと思った。

 開催時間は入退場自由。「いま聴いてるiPodの曲をちょっとコレで聴いてみてよ!」という、これまたオープンな姿勢で、かなり行ってみたくなる。

 IT業界にも、マニアックな技術論で内輪受け、みたいなのを感じる瞬間があるので、こうした姿勢を見習わなくてはならない。

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