Linuxバブルというか、確変時短モード終了。

 「まず最初にWindowsか?Linuxか?」という、ある意味メディアが歪曲したとも言える「無理矢理な対決図式の時代」がやっと終わり、各OSの強み弱みを理解したうえで、目的と制約に合わせたプラットフォーム選択が検討される「地に足ついたマトモな議論の時代」に入ったということなのだろうか。

 「Linuxサーバの成長はかなり鈍化しているようだ。確かにまだ活躍しているが、Windows Serverのように、ERPやCRMから、メッセージング、コラボレーション、さらにファイル/プリントサーバといったコアインフラに至る広範な用途向けとは見なされていない」

Windows Serverにシェアを奪われるLinux(2007年10月29日 ITmediaエンタープライズ)

 初めてWindowsNTを出したときもそうだったし、COMにしろExchangeにしろ、ActiveDirectoryにしろ、毎度ながらMSの考える構想自体はすごいものだったと思う。(UIとか、パクりも多かったが。でも秀逸なパクりは下手なオリジナルよりよほど良い)

 ただMSの難点は、そこから先、完成するまでにいろいろ時間がかかるうえに、お得意のフライング(要するにベータ版戦略みたいなもんだけど、MSの場合はがっつりお金をとっているから非難をあびる。当然だが)で、完成前に評判を落としちゃうから、なんかつまづいているように見えるけど、実は着実に品質をあげて、じわじわと市場に浸透しているのだろうと思われる。

 SQLServerにしてもWindowsの高信頼化にしても、やっと最近になって完成を見たとも感じられるし。

 直近の自分の経験上でも、銀行の勘定系をWindowsで構築したり、万人オーダーの大企業ユーザでActiveDirectory&Exchangeでオフィスインフラを構築したり、ここ1~2年はけっこうMS健闘も目立つ。(あ、全て元同僚がやりました。自分は状況を見聞しただけ)

 また、サーバ単体で言えば、実はLinuxもエンタープライズサポート版を買うと数十万円したり、パッチもけっこう出てるし充てるのもWindowsと同じように難儀だし、ミドルウェアだってOSメジャーバージョンが変わればサポートしません、となるし、本質的な違いはともかく先にあげたような観点では劇的な差は少なくなっている印象もある。
(データで説明できませんすみません)

 Windows&Exchangeのホスティングサービスがウケちゃう時代、格安でブロードバンド&VPNが実現できちゃう時代だから、企業ユースとしては圧倒的に有利なソリューションを揃えたMSに、Googleは「対企業ソリューションの競合相手として」まだまだ進化が必要なのではないかと思う。

 MSにしても、Googleの衝撃があまりに強かったのか、検索だとかポータルだとか、ネット系に無理矢理シフトしようとして過去数年間かなり紆余曲折したけど、あんまり儲かってなさそうなMSNとか、ついでにXboxもテキトーに切り上げて、オフィスインフラに専念したら良いと思う。で、価格が下がれば最高なんだけど。以上、わがまま言い放題ですまんです。