Google Stadia 料金体系ほか

投稿者: | 2019年6月10日

グーグルのクラウドゲーム「Stadia」について、いまわかっていることすべて

 Google Stadiaの料金体系やローンチタイトルが発表になった。印象は、まあ普通、といったところ。

 コア層は既存プラットフォームに留まりつつ様子見、興味本位でちょっとやってみる程度になる気がするので、当面はライト層の取り合いになると思う。そのライト層に対してはスマホゲームや動画サービスとの時間の取り合いになるので、彼らをどこまで振り向かせることが出来るかがポイントとなる。基本無料文化に慣れきった彼らが果たして課金してくれるのかどうか。

 自分はコアとライトの中間くらいの層と思っているが、正直なところ、いまのStadiaの内容では、このサービス単体としては課金したくないなーというのが感想。YouTubeの有料プランや他Google各種サービスの有料オプションをすべて統合して、「全部乗せ」で利用できる課金体系にしたほうが個別サービスにお金出してる感が薄まって良いような気がするな。AmazonプライムやYahoo!プレミアムのような感じで「Googleプレミアム」みたいな。

 今後は映像サービスのように独占タイトルの出し合いになっていくのかも知れないので、まあそのあたりで良作が出てくるかどうかがポイントか。
 いずれにせよ日本ではまだ提供されないので、しばらくは海の向こうの戦況を傍観するしかない。

 いっぽうの既存勢力のひとつ、Microsoftは、次世代Xboxの発表を行った。

次世代Xbox『Scarlett』発表。2020年冬にHalo新作と同時発売

 PS5はまだ噂でしかないが、次世代Xboxと似たようなスペックになると思われる。

 Googleとしては、2019年、2020年の次世代Xbox発売開始までに、どこまで食い込めるかが勝負だね。
 孫さんみたいに、最初はキャンペーンでコントローラを無料配布しちゃうとか、利用料も暫く無料にしちゃうとか、大出血サービスによる爆発的普及を狙うのが吉と思うのだが、現在だとどうしても回線帯域不足によるラグとかパフォーマンス低下は避けられず、「使えねえ」評価が出回ってしまうと逆噴射になってしまいかねず、難しい舵取りになりそう。

参考記事1:(Sony – SIE) × Microsoft = ??
参考記事2:Sony × Microsoft =?
参考記事3:Google Stadia:黒船襲来。ついにゲームの分野もGoogleロックオン

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です