何度も観てしまうDVDというのがある。これもその1つ。
ロボコップで一世を風靡したポール・バーホーベン監督が、フィリップ・K・ディックの短篇小説を、アクションスターのアーノルド・シュワルツネガーで映像化した「トータル・リコール」。
メジャーになる前のシャロン・ストーンなんかも出演していたりする。
出てくるガジェットのなかには、現代がすでに当時の未来想像図を越えてしまっているもの(TVモニタがブラウン管だったり!)が多いが、全体的にスピード感と二転三転のある展開で、娯楽SFとしては傑作の部類に入ると思う。
映画では火星のテラ・フォーミングが描かれている。それはさすがに何百年後?という感じだろうが、転じて現実世界に目を向けると、ここ最近、宇宙探査の進展を感じさせるようなニュースをよくネットで見かける。
三菱重工業 H-2Aが完成 「スリーダイヤ」宇宙へ(2007年6月29日 Yahoo!ニュース – フジサンケイ ビジネスアイ)
NASA、国際宇宙ステーションの施設を無料開放へ(2007年6月27日 CNN.co.jp)
ビジネス化すると、進歩はけっこう速くなるような気はする。自分が生きている間には、月に基地ができて火星に人が行く時代が本当にくるのだろうか?
さらにはここ数年、月面探査や基地建設の計画を主要各国が発表したりして、ついに覇権争いは宇宙にまで拡大していきそうだ。
2009年はガリレオ・ガリレイが初天体観測をしてから400年を記念した「世界天文年」らしい。
2009年、宇宙が争いと破壊で覆われないよう、願わくば、宇宙開発競争が資源問題、人口問題、環境問題の解決に寄与することを期待しつつ、夜空を見上げる。
東京の空には星が見えない。でもやはり宇宙というのは言葉だけでもロマンを感じさせる。
PSPの次は、天体望遠鏡を衝動買いか?