「いや今度つくるサービスがさー、おもいっきり○○事業部の××とカニバってんだよねー」
「けっこうイキオイでごまかしつつ進めてきたけど、そろそろ上のほうでカニバり論が出てきてんだよねー」
「いやだってコレ思いっきりカニバるじゃん?まずいっしょ仁義きっとかないと」
カーニバルじゃないよ。
カニバリズム(英: Cannibalism)
「カニバる」ってどういう意味ですか。かぶるってことですか??
weblio辞書「cannibalizationとは?」
goo辞書より:cannibalism[can・ni・bal・ism] 発音記号[kǽnəbəlìzm]
[名][U]
1 人食い;人肉嗜食(ししょく)(anthropophagy);共食い
practice cannibalism
人肉を食う;共食いをする.
2 カニバリズム:魔術[宗教]的儀式として人肉を食すること.
exBuzzwordsキーワード解説「カニバリゼーション」
カニバリゼーションとは、企業が新製品を市場投入した場合などに、同じ製品ドメインに属するその企業の旧世代の製品や代替的な機能を有する製品の需要がその新製品に奪われてしまうこと。製品投入に際しては、どの程度のカニバリゼーションが起きるのか、またその影響を極小化するためにはどのように投入すればよいのかが重要。
「カニバリ」と略されることも多い。
ビジネス用語解説「カニバるの正しい使い方」(大石哲之ブログ。)
自社内のサービスがお互いに競合して、食い合ってしまうことをさします。
たとえば、富士フィルム。
アナログフィルムのトップリーダーでありながら、自社で他に先駆けるくらいにデジカメを発売し、自分たちのフィルム市場を共食いしたのです。もちろん、これは先見の明あってです。アナログフィルムはいずれ衰退するのが目に見えているから、カニバリゼーションを気にせず、新しい産業に軸足を移す、という経営方針だったわけですね。
アメーバでいえば、むしろ旧来のアメブロの客を、アメーバなうが取ってしまうことが「カニバリ」かもしれません。
カニばっても、富士フィルムと同じく、先を見据えて、衰退する市場(旧来のブログ)を撤退し、新しい市場にユーザーを移す(ミニブログ)ということなんでしょうね。
日本の大企業はホント好きだよね、この言葉を発するのも実行するのも。
反省を込めて、分かりやすく「商材重複」とか「社内競合」とか呼ぶように。