どんどんPC化していく携帯OS

投稿者: | 2007年8月20日

同僚の友人が携帯OS開発をしているらしいのだが、昨今の携帯(905iとか)はFlash対応強化などでOSへの要求がすごいことになっているらしく、描画系APIを作るのが大変だと言っていた。

リクエストの飛んでくるタイミングとか前後関係とか、デバッグが鬼だと・・・WindowsのGDIとかX Windowの描画APIとか、偉大だなあ。

自分が知る限り、ソフトウェア開発のなかで、もっとも苛酷な環境に置かれているのが、携帯OS開発だ。なにせ開発スパンが短く、品質要求も厳しい。(それでもよくハングアップなどが起こるが) で、これは推測だけど、お金も厳しいんでしょ?

H/Wをちょっと頑張って、OSは独自開発せずにWindowsモバイルとか使ったほうがいいんじゃないか・・・とさえ思う。

プログラマという資源を、多すぎるメーカー各自が、異なる独自OSを、しかも半年ごとに新しくしていくために浪費するのはもったいないような気がするが如何なもんなんだろう。

しかもすごくニッチな、一般ユーザが気づかないようなところを一生懸命強化してそうな気がするし。

なんかもう、どのキャリアもメーカーも「革新的なチャレンジ」ができないのだろう。ここまで市場が飽和して、うわばみの取り合いになっちゃってると。革新よりも漸進、チャレンジよりも防衛、になってる。

結局せまい国内で多すぎるプレイヤーが競争しているから、こうなるんだろうか。

SBも「破壊」者だとは思うが「革新」までは感じない。破壊することのメリットは多大なので、応援はしたいけど。

必然性がないのに頻繁に買い替える我々消費者が、もっともいけないのかもね。

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