Movable Type, WordPress, Drupal を比較!
日本では、Movable Typeが圧倒的に多いが、近年急速にWordPressが追い上げている。英語では既にWordPressが逆転。Drupalは殆どなし。
米国では、WordPressが多い。Drupalもそこそこ。Movable Typeはじりじりとシェアをさげている。
しかし米国でも日本語になると日本の場合と同様、Movable Typeが多い。
要するに、日本語ではMovable Typeが多いみたい。
以下、主観によるまとめ。(Ver 0.1としておこう)
観点 | Movable Type | WordPress | Drupal |
---|---|---|---|
開発元 | Six Apart社 | wordpress.org(オープンソース) | drupal.org(オープンソース) |
ライセンス形態 | 独自形態 | GPL 2 | GPL 2 |
実装 | Perl(+PHP) | PHP | PHP |
対応DB | MySQL PostgreSQL SQLite Berkeley DB |
MySQL | MySQL PostgreSQL |
機能概略 | blog黎明期をもりあげた定番ツールである。およそ基本的な機能を一通り備え、プラグインによる機能拡張も可能。日本語での情報量も多くて、レンタルサーバなどでは標準装備しているところも多い | シンプルかつライトウェイトさがウリの新興ツール。Movable Typeのような簡単さを継承しつつ独自仕様を排除。オープンソースでありカスタマイズが容易であることから、シェア拡大中 | 本来はCMSらしいが、blog機能も備えており、Movable Typeとの互換性の高さで定評がある。blog機能を使うためにはモジュール有効化など若干の準備が必要。徹底的にモジュール化されており、機能拡張が可能。XOOPSのような、玄人好みのツールである |
デザイン変更 | デザインはテンプレートにより変更可能。テンプレートは、スタイルシート(StyleSheet.tmpl)とテンプレート本体(MainIndex.tmpl)からなり、テンプレートには独自タグとHTML/XHTMLタグが混在している | デザインはテーマ切替により変更可能。テーマは、ヘッダ、フッタ、本文、サイドバーなどの部品ごとのPHPファイルとCSSで構成される。中身は一般的なHTML/XHTMLタグおよびスタイルとPHPのモジュール呼び出しからなる | デザインはテーマ切替により変更可能。テーマは、PHPテンプレートとCSSで構成される。テンプレートのレンダリングエンジンを交換できるため、テーマごとに多種のエンジンが使われるが、「PHPTemplate」使用前提のものが多い(らしい) |
その他 | 再構築という一括処理で静的なWebページを生成する仕様であったため、どうなの?感はあったが、3.1以降では動的生成もできるようになったため、使い分けをするのがお薦めのようだ | 日本語対応が課題と言えば課題。UTF-8以外では問題がおこることもある | Movable TypeやWordPressと比較するとインストールは煩雑に感じるかも知れない |
感想としては、レンタルサーバを活用してblogをすぐに立ち上げたい場合などはMovable Type。導入スピード最重視ではない場合や、そもそもオープンソース派などはWordPress。blog目的だけでなく、CMS的な運用をしたい場合はDrupalが良さそう。
XOOPSは未調査なので、そのうち追加。