対タイガース戦、かろうじて勝ち越し。
 お互い攻め合い、良い守りも出て、非常に緊迫感のある締まった良い試合であった。だからこそ勝ってくれたのは嬉しいし、好調の阪神タイガースに対して4番の内川選手を欠き投手陣も万全ではない現状で負け越さなかったという点では、大きな価値のある勝利である。

 しかしデスパイネ選手が走塁で怪我したようなので、来週以降が心配される。
 不幸中の幸いなのか、来週はDHなしになるので、たぶん明石選手か、ジェンセン選手または江川選手あたりが1塁守備について、外野は中村晃選手と上林選手が両翼でスタメンかな。上林選手がスタメンで出場できる状況はファンとしては嬉しい。

 タイガースも糸井選手を欠いているし、この時期は各チーム怪我人が複数出てきて、辛い時期である。怪我人がいないチームがこの後のシーズン前半戦をリードしていくことになるのだろう。そういう意味では、楽天イーグルスと広島カープが、引き続き有利なのかな。

 今日は「シスコスタンディングゾーン」で観戦した。この席種は、ヒップバーの半立見席で、2016年から新設された席種である。まだ知名度がないのと立見扱いの席なのでいつも空いていたのだが、本日はかなり満席に近い状況であった。人気カードでも当日買える穴場の席なので、あまり知名度が上がるのは嬉しくないが、まあホークス観客動員が増えるという意味では歓迎するべきか。

 それにしてもファイターズvs.ジャイアンツは、危惧していたファイターズ3連勝にはならなかったものの、大田選手大活躍で勝ち越しとは、まあ予感は当たるものだ。来週火曜日からの東京ドーム、ホームに戻ったジャイアンツの開き直りがコワい。

スポナビ結果

 交流戦、対タイガース3連戦のアタマ。絶好調柳田選手とバンデンハーク投手の活躍により勝利。

 それにしてもタイガースファンの多さと、応援のすごさは毎度ながら恐れ入る。とくにチャンス到来時のいわゆるチャンステーマになるとドームに声がこだまして、甲子園にいるかのような錯覚に陥るほどの臨場感である。
 ヤフオク!ドームのビジター応援席エリアがいつもの3倍くらいに拡がるのも、タイガースならではだ。

 阪神タイガースは若手で良い選手が台頭し始めた印象がある。金本監督の本領発揮というところか。
 このまま順調に若手が育ってくると、福留選手、鳥谷選手、糸井選手などのベテランを適度に休ませながら良いコンディションで出場させることが出来るようになるので、相当手強いチームになるだろう。

 すでにこれを書いている時点で2戦目は落とし、1勝1敗。明日はどんな形であれ、勝ってほしい。

スポナビ結果

 いまネットで話題になってる「不安な個人、立ちすくむ国家~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~」とその反応について。

 さすが受験戦争を勝ち抜いてきた官僚の皆さん、スライドの絵面、字面を整えるのは上手いよね。経済産業省としてこれを公表したことにも、意欲は感じられる。
 ただ、内容については・・・いろんな人達が既にネットで意見や感想を述べられているように「まだこの段階の話をしていたのか」がまず浮かんだ率直な感想。

 自分の想像としては、こんなことはとっくに各種統計データが分析され、議論もされて、この資料で述べているような総括もされて、今日のような社会の姿になってしまったのは何が問題だったのか、じゃあ問題を解決するためにこれから具体的にどうするかっていうことまで考えられているんだけど、色々な組織や過去のしがらみで提起しきれない、政治の壁で実行できないでいる、っていうのだったんだけどなあ。
 せっかく勉強してきたアタマを使って「2度目の見逃し三振はもう許されない」ドヤァ上手いこと言ったよね!とかやってると思うと、ちょっと寒いね。今年の夏は猛暑らしいけど。

 最初に述べたように経済産業省としてこれを出すって決めた時点で、色々批判を浴びることは覚悟の上でやっているのだろうから、このあとどうするかだよね。せっかくネットでも色々な意見・批判や罵詈雑言が出てきたのだから、それを吸い上げ取捨選択しつつ、自分たちの認識が遅れていたり間違っていたところは改めて、具体的解決策立案のほうに早く移行してほしいよね。

 ただ官僚は失敗ができない、失敗と認められないという組織的問題があるので、大きな戦略・戦術の変更はなく、ほふく前進継続なんだろうな。オレは貴方たちの作ったスライドでは「昭和の人生すごろく」をやってることになっている1970年代生まれでアタマは良くないけど、出る杭にはなったぞ。それなりに打たれたけど。経産省の若手の皆さんこそ、もっと出る杭になってほしい!何やったって批判する奴はいる。貴方たちは人気投票の結果でクビにされたりするわけではないのだから、正しいと思うことをどんどん進めてみて、上手くいかなきゃ何が間違っていたのかを切れるアタマで徹底分析し、修正すりゃいいじゃん。大事なことはサイクルの回転を速くすることだと思うね。

以下、反応の拾い読み。

「時代遅れのエリートが作ったゴミ」発言者に訊く!若手経産官僚のペーパーに感じた違和感とは。
#大上段から唐竹割りですわ。仰るように国や行政に箸の上げ下げまで心配されなくても良いわ!とは思うけど、それは自分が箸の上げ下げくらいは出来てるから言えることでもある。ステレオタイプに言うと、小さな政府で自由主義ってことになっちゃうのだろうけど。

経済産業省の次官・若手レポートとその反応を読んだ勢いで書いた雑文
#「これってMETIに限らず、役所が問題提起しちゃ、本当はダメな内容ですよね?では誰か。それは「政治」です。」そうですね。行政が自ら判断して実行に移したら暴走になってしまうのは理解します。過去はそれで戦争になったようなものだしね。だけど、問題提起とか「オレ達はこんな解決策を考えたぞ!」っていうところまでは、逆にどんどん公表して、政治家に理解させ議論させ判断させる材料は増やしたほうが良いと思うのですよね。問題提起や政策・施策の立案は政治の役割であって、行政はあくまで実行部隊である、という建前は分かるけども、じっさいはそうなっていないじゃない?建前の保持を頑張りつつ裏で官僚が国民に知られないようにひっそりと誘導したり骨抜きにしたり一部の政治家とつるんだり、っていうより、政治家と官僚が公の場でガンガン議論しつつ、SNSなどで有識者(国民)がガンガン横やりを入れつつってのが21世紀的で良いような気がするのですがね。

経産省「次官・若手ペーパー」に対する元同僚からの応答
#「力ある者が真面目な気持ちで危機を煽るとき、力なき者は自分の立っている地平を見失ってはならない」イヤほんとにそうですね。経産省スライドで書かれている「どんな人生の最期を迎えたいですか?」という問いかけは「あ、もしかして経済発展に寄与するようなことしてないけど社会保障にはガッツリただ乗りを続けようと思ってます?」に聞こえてきて、経産省の若手がそんなこと言い出してるのが、ちょっとコワくなってきたぞ。

経産省「次官・若手ペーパー」に対するある一つの「擬似的な批判」をめぐって
#最初に引用した渡瀬裕哉氏の記事を読んで「その通り!」と全面同意した方は、こっちも是非読むべき。掘り下げてます。

経産省若手官僚レポートは、ズルい 霞が関ポエムに踊らされてはいけない
#こちらもがっつり踏み込んでの、酷評です。「何が間違っていたのかを論じないまま、社会の問題を断じるのは卑怯である」これにつきるな。本当にアタマの良い奴の特徴は、謙虚で、自分の間違いを客観的かつ速やかに認めてどうすべきであったかを理解するですよ。

選択肢を理解する――経産省、若手・次官プロジェクト資料について
#だんだん話がアカデミックになってきた。社会学の見地からの論考。「おそらくこの資料に対する最初の賞賛的な反応の理由は、「AではなくB」という主張が明確に打ち出されたことにあったのだと思う」この点は仰る通りで、議論の入り口としてアリな資料だとは思いますね。だからこそ「Bと言うのであればそれを実現するための具体的な施策案をどんどん出して」と言いたい。それこそ社会への影響がどうなのか、実効性があるのかどうか、については有識者や専門家がまたそれを読んであーだこーだ言えばいいわけだし。

鈴木謙介氏の整理に沿ってーー経産省「次官・若手ペーパー」論(3)
#アカデミックでかつ、テクニカルになってきた。もうAとB-1~B-4の境界線の認識も混乱してきた。ただひとつ思ったのはB-1にある「セーフティーネットの拡充」っていうのは決して国家の歳入だけを頼りにやらなくてもNPOなどの市民社会活動をもうちょっとブーストかける政策でできないものかなと。詐欺や資金洗浄の温床になるようなアラが増えてはまずいけど、例えば企業に勤める人が副業で社会のセーフティネットになるようなNPO活動をしたらその収入は税金控除するとかさ。でもって、そうした社会貢献の副業を認めている企業は社員の活動実績に応じて何らかの税制優遇があるとかね。アメの設定の仕方次第で、民間企業なんてそれこそ利益がほしいわけだから機敏に動くと思うんだよね。

世代間対立は天唾。自分が70を過ぎた時に何を望めるんだろうか
#「どんなに詰めが甘くても議論の輪を広げることが重要だ。やるべきだと明らかになったことから、施策に落とし込む方法はいくらでもあるのだから」「長い目でみれば誰もが歳を取るのだから、老人批判なんか天に唾する行為でしかない」ですね。

 自分の仕事から目を背ける程度には興味深く追っかけることが出来た。この手の議論に終わりはないと思うのでまた興味深い反応を見つけたら都度追記をすることにして、いったん昼飯でも食うか。ああ、仕事を午後に寄せてしまったのは失敗だが、読みふけってしまったものは仕方がない。

 カード2連勝で迎えた、交流戦の対東京ヤクルトスワローズ3試合目。
 さすがに中田投手では点の取り合いで接戦となり難しい試合になるかなと思ったら、予想を大きく覆す大勝。まず打線のほうは今季最多の20安打15得点、5本のHRが飛び出した。内容的にも、先発全員安打、柳田連続安打を20に更新、デスパイネおかわりHR、松田サイクル安打未遂しかも単打でリーチと、ホークスファンにとっては夢のような一日であった。
 中田投手も踏ん張った。相変わらず四球は出すしリズムは決して良くないものの、7回を零封してやっと存在感を示してくれた。
 そして大差の試合展開となったがホークス側は守備のミスがなく、むしろいくつかファインプレーが出る、隙のない締まった戦いをしてくれた。

 それにしてもスワローズは敵ながら心配である。川端選手、畠山選手、バレンティン選手と、主力野手が怪我で大量離脱したうえに、山田哲人選手が絶不調、そして交流戦に入って未だ勝ちなしと、同じく球団ワースト連敗記録を更新したジャイアンツと並んで、もはやお祓いが必要なレベルの不調ぶりである。

 交流戦の焦点のひとつとして、この2チームの連敗がいつ止まるのかが俄然クローズアップされてきた。黒髭危機一髪状態である。来週にホークスとあたるジャイアンツは、今週末は札幌でファイターズ戦である。ぜひ札幌で爆発してほしいものである。ただファイターズはホークスに対しては空気読まないからなあ。大田泰示選手古巣に恩返しの大活躍で3タテとか、するなよ絶対。

 明日から交流戦も後半戦となるが、セ・リーグ2強のタイガースとカープはこれからである。千賀も抹消となり投手陣の台所事情が厳しいので、明日以降も打ち勝つ野球でお願いしたい。

スポナビ結果

公式HP
IMDb
日本語Wikipedia(ネタバレ注意)
arrival いま旬のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作。鑑賞した過去作「ボーダーライン」とは打って変わって、サイエンスフィクション。「ボーダーライン」のときも書いたが、この監督はSF映画の名作「ブレードランナー」の続編「ブレードランナー2049」を撮ることになっており、その出来映えが気になる自分としては、本作を通じて期待値を推し量ろうというつもりで鑑賞したが、期待は大きくは膨らまなかったものの裏切らないであろうといった感想の、良作であった。

 ドンパチや派手なアクションのないSF映画ということで観る人を選ぶ作品ではある。
 なぜか「インターステラー」を思い出した。舞台設定、画作り、場面進行など全く違うのだが。時間というものの捉え方がテーマのひとつになっているところが、そう思わせたのかも知れない。

 アートワークと音楽がけっこう良くて、特にUFOの質感とか、例の文字とか、禅の影響を見いだせるような東洋的センスを感じて、これはブレードランナーでの画作りでも期待できるなと思わせた。

 この映画は「あなたの人生の物語」という、ネビュラ賞までとった原作(じっさいは左記の本は短編集で、原作はそのなかのひとつ)があるのだが、自分は未読である。ネット上にある感想を読むと、泣けるとのこと。本作は原作とはかなり違っているとの意見も多々ありつつ、ラストはうるっとくるものがある。

 エイミー・アダムス演じる主人公が最後のほうは英語で話しかけてたとか、いくら言語が思考を決定づけるとしても異星人の言葉を理解しただけであのような能力が身につくのか、とか、細かいことを気にすると色々あるのだが、それを補って余りある、ラストシーンで抱擁するときのなんとも言えない表情は感情移入させるものがあり、それまで張りまくった伏線も全てここに収束する。演技も撮り方も、上手いね。

 この監督、ネットで読んだインタビューで、好きな(SF)映画に「未知との遭遇」「2001年宇宙の旅」そして「ブレードランナー」をあげている。

 なるほど、この映画を撮りたかったわけだし、上手く撮れるわけだよ。