用語のお勉強:クラスター

投稿者: | 2020年3月25日

クラスター – Wikipedia
goo辞書(英和)より:
[名]

  1. (花・実・毛などの)房
  2. (人・動物・物の)集団,群れ,かたまり;《天文》星団;《言語学》子音連結;《統計》標本の下位集団;《化学》クラスター(◇原子・分子の集合体);《コンピュ》クラスター
  3. 《米陸軍》(勲章のリボンに添える)小金属バッジ
  4. 連続的な出来事

━━[動]

  1. 〔副詞句を伴って〕〈花・実などが〉房をなす;〈植物が〉(…の周りに)群生する;〈人などが〉(…の周りに)群がる(together)≪around≫
  2. …を一団[かたまり]にする;…を群れをなしておおう
  3. 《統計》〈数値が〉(ある点に)集中する≪around≫

 新型コロナウイルスをめぐり、政府が「オーバーシュート」などカタカナで表記していることについて、河野防衛大臣は「わかりやすい言葉にしたほうがいい」と苦言を呈しました。
 「ロックダウンとかオーバーシュートとか、分かりにくいという声も出ているので、そこは分かりやすい言葉にした方がいいのではないか」(河野太郎防衛相)
 新型コロナウイルスをめぐり、政府や専門家会議は「クラスター」「オーバーシュート」「ロックダウン」などとカタカナ表記を使っています。
「オーバーシュート」「クラスター」河野防衛相「日本語で言えばよい」 – YAHOO!Japanニュース

 ほんこれ。
 まあ我々システム屋界隈ではクラスターで何となく雰囲気は感じ取れるわけだが。
 自分も以前に別の言葉について「カタカナ英語でなく日本語で言えば?」と書いたけど、案の定、ネットでは日本語(漢字)で言えよ!の大合唱が起きている模様。
 医学用語的には「クラスター」と「集団感染」は少し意味合いが異なるらしいが、いずれにせよ、人によっては全く伝わらないカタカナよりも、少しでも多くの人に伝わりやすいのはやっぱり漢字、という気がする。
 いやー漢字って有能よね。そんなに得意じゃないけど。

 じっさい、某カタカナ大好きな知事が「ギガクラスターが同時多発でオーバーシュート、ロックダウンいたします。A.S.A.P!」みたいなことを言い出しかねない情勢ではある。世界最大級の人口集中都市で、今後も感染者増が加速しないはずがないだろうし、この何とも絶妙な時期に満開の春到来で、バリバリ油断してる雰囲気は感じるよね。

 なんか我々日本人って、空気を読んで几帳面に自制したりするけど、我慢の限界を超えると「もうどーでもいい!万歳アタック!」みたいになる傾向があるような。ハレとケの文化みたいなものがDNAレベルで刷り込まれているのだろうか。

 こういうときこそ、冷静かつ合理的でありたい。淡々と、例の三条件を回避しつつ、手洗い慣行。

 ひとつ思いついたのだが、機能進化がだんだんと行き詰まりつつあるスマホに、体温計測機能つけたら良いんじゃないかな。直近3日間の体温が平熱じゃなかったら、イベント会場の自動改札的なところでピンポーン!みたいになるとかさ。

 どうせ今後も未知のウィルス性疾患は流行するわけだし、その度にこの規模で経済止めてたら流石の孫さんでもびっくりして資産切り売りですわ。

 リスクを前に全停止・思考停止するのではなく、何とかテクノロジーで回避や軽減をしていく未来を考えたい。

 何はともあれ、早くプロ野球が観られる世の中に戻ってほしいです。

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