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見積もり2億円のIP電話を820万円で構築した秋田県大館市から学べること:ITpro

2月 10th, 2009

見積もり2億円のIP電話を820万円で構築した秋田県大館市から学べること:ITpro

乙です。ちょうどAsteriskをいじりたおそうとしていたところなので、話題性が高まってくるとやる気も増すってなもんだ。しかし費用が約25分の1ってのはすごい。電話屋というかPBX屋の界隈では「チープ革命すぎてオレ達が儲からないじゃん!」ってことでオモチャ扱いされがちなAsteriskだが、これで認知度があがると商機も出てくるかも知れない。

しかしこの記事における一連のOSS活用事例において忘れちゃいけないのは、

中村氏は同市商工課の職員。電話網を担当する総務課ではなかったが,趣味で中学生のころからパソコンを使っており,独学でプログラミングも学んでいた。市でIP電話の導入を検討していることを耳にした中村氏は,市の職員提案制度を使い,オープンソース・ソフトウエアであるAsteriskを利用したIP電話網の導入を提案した。

見積もり2億円のIP電話を820万円で構築した秋田県大館市から学べること:ITpro(高橋 信頼, ITPro 2009年2月9日)

というところ。いるんですよ!ちゃんと身内に知識と熱意のある人が。

というワケで、ユーザ側にITを使いこなせる人が増えること自体は喜ばしいことであるが、金額のところだけ着目して、要件無視の「安くできるだろ大合唱」だけは、ぜひともやめてほしいと切に感じる今日この頃。OSSソフトウェアは無料だけどDIY。Yourselfで無理ならば、幾ばくかのお金をください。ふっかけたりはしませんから。

関連記事:重層下請け構造のなかから見た、周囲の変化と不変化

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業界から個人へ、そして能力の1つへ

2月 7th, 2009

あるある!と笑ってしまうが笑えない話。続きが読みたいのでブクマ代わりに引用してみた。

IT Oasis:「Excelでどうにかならないか」――中小企業IT支援のミスマッチ 1/2 – ITmedia エンタープライズ(2009年2月4日 齋藤順一, ITmedia)

 ある機械部品製造会社。保全管理担当のBさんから保守管理をIT化できないかという相談があった。管理の担当者が減速機への給油やチェーンブロックの動作、ワイヤーチェックなどを日常点検しているが、点検結果を活用すれば故障頻度の高い機械のリプレースなどに使えるのではないか。また、日常点検も担当者が○とか×を付けているだけなので、本当に点検しているのか分からない。これを確認する方法は出来ないだろうかという話である。

「ご予算は?」まずは率直に聞いてみた。

「PCにExcelが入っているのですが、それで何とかしたいのです。予算はありません。社長に言ったって、それは君たちの仕事で、そのために給料を払っているのだろうと言われるに決まっています」

 主原因として経営者のコンピュータやインターネットに対する無理解っていうのがあるんだろうけど、何かっちゃすぐにウン百万、ウン千万の「ご提案」とやらに拡大解釈する割には、提供するものはどっかから買ってきたものをちょこっと変えただけ、とか、外注に丸投げしてその外注自身も「気が利いて従順な(外注)技術者」を一人あたり何人分もの戦力としてコキ使うことでテラ銭を抜き、そしてその技術者たちも「作る」ことには熱心だけど「使う」「使ってもらう」視点でのサービスはショボいとか、こっちの体制にも大分問題はありましょう。
 前にも書いたけど、IT業界のなかでもSIerという業界の中にいる人材を、もっとエンドユーザ企業と今呼ばれているような「ほんとの業界(うまい表現ではないがニュアンス伝わることを期待)」に流していくインセンティブのようなものを発見もしくは創出しないと、この問題の解決には向かっていかない気がするのですよ。
 コンピュータシステムの実装、設計という経験を積んだら、次のキャリアは要求分析や要件定義ができるひと、とかプロマネとかコンサルとかっていうのが、いわゆるIT業界という世界で何となく語られがちなパスなんだけど、お客様のビジネスそのものに対する専門知識がないと、要件定義とかプロマネとかコンサルを行うことは実際難しい。
 よって実装、設計の次にくる「主な」キャリアパスとしては、やっぱり商売で活用して儲けにつなげることができる能力や経験、つまりターゲット業界となるお客様ビジネスの理解だと思うんですよね。なので商売を知るには、自分自身で試行錯誤しながらでも始めるか、商売している企業、特に自分自身が事業運営に関与できる可能性がより高い中小企業に飛び込むしかないっていう。どっちが正攻法だかは自明でありますが、あとは将来不安の天秤だけ?中小企業は不安だろうけどSIer重層派遣ピラミッドはもっと崩壊寸前だからそろそろ流れが変わる気がするのですがね。
 ということで、所謂ITっていうキーワードは、業界(ここでいうIT業界っていうのはSIerのことね)から個人へ、そして能力の1つとして語られるのが宜しいような気がするんですよね。

関連記事1:じゃ自分は化粧しないので6Kか:ところでIT業界というのはどの業界?
関連記事2:SIer、IT業界構造:一連の記事をツリーっぽく並べました
関連記事3:たしかに本当の大変化はこれから始まるのかもしれない。でもその前に大崩壊が
関連記事4:重層下請け構造のなかから見た、周囲の変化と不変化
関連記事5:いっそ壊滅してみる?

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ソニー<6758.T>が世界で1万6千人超の人員削減、環境急変で投資計画も圧縮

12月 10th, 2008

 残念ながら世界景気はかつての日本と同じ「失われたn年」になる気配が濃厚という状況下で、早めに事業圧縮することは素人ながら正しいと思う。それにしてもn≦2くらいであってほしい。

 type G後継機は出るのかどうか。ノートPC分野は集中分野である気はするのだが、どうなんだろう。

UPDATE2: ソニー<6758.T>が世界で1万6千人超の人員削減、環境急変で投資計画も圧縮

 一連の施策について、ソニーの原直史・コーポレート・エグゼクティブSVPは9日、「世界同時不況と円高で未曾有(みぞう)の逆境を乗り越えるには、事業の選択と集中をさらに進めること、効率化、固定費の削減、収益改善策を迅速に進めることが要求されている」と説明した。特に対ユーロでの円高が収益を圧迫しているため、年明けから 一部商品で値上げを実施するという。対象商品などは「各マーケットで判断する」(原SVP)としている。

REUTERS(2008年12月9日)

 ソニーとは直接関係ないが、いま自分が身を置いている、いわゆる重層下請SI業界において、来年からすさまじいリストラの嵐が吹き荒れそうな予感。

 明確な論拠はないのだが、

  1. いわずもがな、景気後退により企業業績が悪化してIT関連投資が減る
  2. 技術の進歩で「人を大量投入してせっせと作る」必要性が年々減ってきている
  3. エンドユーザ自身にも取り扱えるレベルの製品やサービスも増えてきて、外部発注しなければならない部分が減ってきている
  4. 日本よりもさらに景気が悪い諸外国(とくに中国・韓国あたり)から技術者が流入してきており、人員のだぶつきが顕著になりつつある

 といったところ。重層下請SI業界って何?は関連記事をどうぞ。

関連記事1:じゃ自分は化粧しないので6Kか:ところでIT業界というのはどの業界?
関連記事2:SIer、IT業界構造:一連の記事をツリーっぽく並べました
関連記事3:たしかに本当の大変化はこれから始まるのかもしれない。でもその前に大崩壊が
関連記事4:重層下請け構造のなかから見た、周囲の変化と不変化
関連記事5:いっそ壊滅してみる?

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格差社会 会社格差

3月 29th, 2008

 一般の人は勘違いしているかもしれないが、建物を造っているのはゼネコンちゃうで。ゼネコンは現場を管理しているだけ。実際に造っているのは職人や。その職人も、ゼネコンが雇用しているわけやない。抱えているのは、下請けの専門工事会社や。

談合消滅後の建設業界で何が起きているか

ゼネコンをSIerに、職人をプログラマと置き換えて涙。

全文は会員登録しないと読めないけど、後半にもいいこと書いてあるよ。当たり前なことなんだけど、何でそうなっていないんだろう?的な。

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情報システムにも主治医が必要だよね。で、その役目を総合病院に求めるのはどうかと

1月 5th, 2008

 人間=法人
 健康に年を重ねながら暮らすこと=事業を円滑に営み拡大していくこと

 というわけで、受託システム開発・運用の世界を、医療業界に例えようとしてみた。
 医療業界の知識は全くない。よって素人の戯言である。

 大手SIerが、いわずもがな「総合病院」にあたる。

 診療科は、金融、小売、物流、といった業界分野をあてるか、ネットワーク、サーバ・データセンター、ミドルウェア、パッケージ、AP設計、AP開発、コンサル、といった技術要素別、レイヤ別の考え方のほうが、しっくりきそうな気もするが、診療科の話はここでは置いておく。

 町の診療所、にあたるのが、その辺にある中小SI業者(あえてソフトハウスとは呼ばない)ってことになる。

 ここでも、現在の受託システム開発「重層下請け構造」の世界では、総合病院たるSIerの下請けに診療所(中小SI業者)が連なっている感じで、医療の世界にあてはめるには無理があるが、この位置関係の話もここでは置いておく。

 で、何が言いたいかというと、システム開発・運用をするときにも、体(企業規模や事業規模)の大きい小さいに関係なく、総合病院に行かねばならぬ時と、診療所で済むときがあるんだよね、ということだけなんですけどね。

 診療所と総合病院の間で行われている紹介状みたいな仕組みにならった、ユーザの状況ごとにうまく分担できるような風通しの良い仕組みがあると、共存共栄で上手くまわりそうな気がするんだけど、人間の体だけを相手にする医療と違って、システムの場合は、多種多様な形態に枝分かれしているこの生物界の全ての生命体を相手にしているようなものだし、囲い込んでナンボの価値観に支配されているから、まあ無理なのかもな。

 あと、ふと思ったんだけど、医師は免許制度である。ということはシステム開発・運用を行う技術者にも免許制度をつくったら、頭数で勝負!ハッタリでナンボ!みたいな、いい加減な仕事を減らしたりする歯止めにならないだろうか・・・問題の種類によっては、大手SIerの組織パワーよりも、弱小ソフトハウスのエースのほうがスゴかったりするこの業界。どの病院がというのと同時に、どの先生が、というのがもっと注目されて然るべきだよなあと。

 戯言というより妄想になってきたので、この辺で。

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もしかして俗に言う要件定義工程をもっと細分化すべき?

11月 28th, 2007

空前の人材不足でもエンジニアが大事にされないのはなぜか(2007年11月27日 @IT)

 システム開発に関する、ユーザ企業とシステム開発ベンダの両者間における境界線の引き方が、やっぱり気になる。

 何でもシステム側が自分たちの業務に合わせてくれる、というユーザ企業の幻想と、ユーザ企業の業務知識がない状態から要件を把握して最終工程までの見積をしなければならない、それが常態となっている開発ベンダ。

 要件定義はやっぱりユーザ企業側でできるようにすべきじゃないかと。そういうスキルを持つ人材はユーザ企業側にいるべきなんじゃないかなあ。

 もっとも要件定義という言葉も、業務要件、システム要件、など観点の異なる要素がたくさん詰まっている。これを1つの言葉(工程)でまとめてしまっているところが、問題なのだろうか。

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仕切り、のち設計、ときどきプログラミング

11月 21st, 2007

36歳になって思う「プログラマ35歳定年説」(2007年11月20日 ITと人間の意外な関係)

 自分にとってのプログラミングは、感覚的には、建築会社に勤めている人が「趣味で木工アート家具つくってるんですよ」的な位置付けになりつつある。

 そして「自分のつくった家具を買ってくれる人がけっこう出てきたんですよ。自分の好きなことをやって、人様に喜んでもらって、ささやかな収入まで得られるなんて最高ですね」が目標。

 だから、そもそも定年という概念がないのだが、他人様からみたら既に定年している状態ってことになるのだろうと思う。実際、100%プログラマで収入を得ていた時期は、遠い過去だ。

 いま自分は、独立して個人会社を設立し、とあるSIerのPMおよび要件定義に参加している。

 結局、独立前に組み込まれていたSIerピラミッドの最たるところを担おうとしているわけだけど、会社員時代とは違って、選択の制約が少なく、持ち時間が多い。自分の意志で、1プロジェクトに専念できる。

 いかに自分の時間を効率よく使って、チーム全体を成功に導くか。

 そして、あけた時間では、もともと自分がSIerピラミッド構造から飛び出した理由「1年に1つでいいから、不特定の利用者に使ってもらえる、ソフトウェアなりサービスなりを自分で企画開発する」ということをやろうとしている。これも独立したからできる選択。会社員時代は、効率良く仕事をこなして時間を空けても、他人の仕事が押し込まれてくるだけだ。

 別に大儲けがしたいわけじゃない。ソフトウェアを作ることが好きであり、それが使われることによるフィードバックを得たいだけなので、趣味と言われても違和感がないかも知れない。ただ、やる以上は、サービス維持費くらいはきちんと稼げるものにしたいし、なかには他者と協業しながら育てていきたいと模索している企画もある。

 というわけで、いま自分の境遇は、仕切り、のち設計、ときどきプログラミング。

 他人のための仕事だが自分のノウハウが活かせる仕事に時間を割きつつも、好きな分野で自分のための仕事に時間を捻出して割り当てる。結果、どちらも「いかに無駄を省いて結果を出せるようにするか」に腐心する。

 いまは、自分的によいバランスであるように思う。

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「IT業界不人気の理由は? 現役学生が語るそのネガティブイメージ」の続報記事を準備中だそうです

11月 19th, 2007

 高い注目を集めた「IT業界不人気の理由は? 現役学生が語るそのネガティブイメージ」については続報記事を準備中。IT業界(特にシステム・インテグレータ業界)の3K問題は、“ITゼネコン”とも揶揄される下請け、孫受けなどの構造的な問題が生み出している。この構造的な問題について、ある関係者へのインタビューを企画したが断られてしまい、別の企画を検討している。日本のIT業界には業界外からは理解されない固有の常識があるようだ。その常識も変化を迫られていると思うのだが。

IT業界の常識を知っていますか?(2007年11月12日 @IT)

 どこにインタビューしようとしたんだろう?固有の常識ってなんだろう?

 それはさておき、

 経営者たちがひろゆきを質問攻め、「その才能を国のために…」

 が盛り上がっている。

 ひろゆき氏をつかまえて「国のために」っていう発想は確かにすごい。この場合の国っていうのは、誰のことだろう?さらには「国のためになること(国益)」っていうのは、誰のための何を想定しているんだろう?

 IT業界、とか、国(国益)、とか、常識、とか、ネットで不特定多数に読まれる文章で使うには、なかなか難しい言葉だと改めて感じた次第。

関連記事:じゃ自分は化粧しないので6Kか:ところでIT業界というのはどの業界?

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Re^2:じゃ自分は化粧しないので6Kか:ところでIT業界というのはどの業界?

11月 14th, 2007

Re:じゃ自分は化粧しないので6Kか:ところでIT業界というのはどの業界?(2007年11月14日 [NOZAKI.COM] – edge of the future -)

 ご指摘ありがとうございます。「そもそも合うわけない」「業界関係者が愚痴を言い合ってる暇があるなら、他にやれる事を探す生き方」は同感で、最初の自分のエントリにおける物言いも、これって愚痴だよなあ、とは思います。(なので同じエントリ内で反省)

 ただ、愚痴に近いレベルから始まるけど、今回の議論のように、何人かから「そうはいっても始まらねーからこう考えてみようぜ」といった話が出てくる、ということはアリだと思うんですよね。
 そうした「後ろ向き→前向き」の変化は、今回、ずっと話を追ってみて実感しました。先のエントリでも、「希望は突然やってくる」で終わらせてるのは、多少意図を持って並べてみました。

 それと、自分が、「何か書くなり話すなり」と書いたのは、「いまネットで言い合ってる愚痴+α」について、IPAイベントでパネリストやったSIerの重鎮自身が、何か感じるところがあったら表に出してほしいという意味です。自分の文章表現がまずかった。日本語って、難しいです。

 きっと重鎮の皆さんは「そんなのオレ達が若いころも散々言ってたよ。でもなあ・・・こういう考え方もあるだろ?」なんてことを言いたいのではないかと思ったんですが、それもやっぱり無理なのかなあ。

 自分らは無視でもいいけど、少なくとも最初の東大生の参加者の話には、何かフィードバックしてほしいと思いました。
 本日時点での彼の日記は、更新されていないのでフィードバックはたぶんないのでしょう。彼の真摯な問題提起に対して、当事者のSIer重鎮から何か返事があったとしたら、SIerも評価が少し上がると思うんだけどなあ。

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じゃ自分は化粧しないので6Kか:ところでIT業界というのはどの業界?

11月 3rd, 2007

IT業界不人気の理由は? 現役学生が語るそのネガティブイメージ(2007年10月31日 @IT)

IPAフォーラム2007で討論してきた(2007年11月1日 東大MOT学生の奮闘記)

本件、すでにネット界隈では炭火っぽく燃えていて「今更」感アリアリだが、流行には乗っておきたい性分なので、このイベント自体、壮大な釣り企画?とも勘ぐりつつ、感じるままに駄文を散文してみる。

テーマは「IT産業は学生からの人気を回復できるのか」。びっくり。テーマから既にネガティブ表現で、開始0秒で負け決定。

学生さん可哀想に。さぞ消化不良だったろうなあ。
やっぱり「大人」チームで呼ぶべきは、現役ラインか、あるいは5万歩ゆずって経営層を呼ぶとしても、次の次くらいの社長候補を持ってくるべきだよね。

あと、この面子でもって「IT業界」っていうまとめ方に、すごくひっかかりを感じる。
今回の議論、Yahoo!や楽天、MicrosoftやOracle、Google、HPなどを呼んだら、結果は全く違ったのでは?ていうか、重層下請構造組でなくて、「ネットのあちら組」か外資であれば、どこであってもそこそこ人気あるんじゃない?

学生さんにすら、今回の「大人」チームは「いわゆるSIer」であって、IT業界代表というわけじゃないのでは?なんてつっこみを入れられてしまうくらいだから、やっぱり企画側の「練り」不足と、メディア記事の「考察」不足を感じるな。もしくは記事表現の問題か。

どっちみち、ここで言う「IT業界」が何を指しているにせよ、ITに関係する仕事の人気が落ちても自分は困らない、どころか、競争相手が減って嬉しいかもしれない。むしろ人気がないままでいてくれ。人不足であるほうが無駄な独自開発が減って、マクロで見てもプラスかもよ?

これからは農業・漁業とか、医療、教育の制度改革・問題改善をして、そっちに人材を流そうよ。
弱い、を通り越してヤバイって感じですよね。これらの分野。ITをもっともっと活用すべきところがありそうな気がするよ。

でも国が資金を準備すると、すぐSIerが出てくるんだよなあ。事業の運営や制度設計からシステム構築だけ切り離すっていう、この日本国伝統の「ユーザ-SIer垂直分業体制」自体、なんとかならんのだろうか?
命を削って、いくら素晴らしいSIをしても、ベースの運営や制度設計がかみ合わず、じゃあ、ねえ・・・なんていうか、loss-lossですよ。

2007年11月3日追記:

こんな風に盛り上がってます。みなつっこみたくてうずうずしてんのね。座談会とかしたら叡智が出るかは別としてカナリ盛り上がりそうだなあ。もちろんアルコールありで。まじめな議論はシラフが信条だけど、この議題は飲まなきゃ言えないこともありそうだし。

IT業界のネガティブイメージ(2007年11月2日 カレーなる辛口Javaな転職日記)
SIer業界は別に危機感など抱いていない(2007年11月3日 眠る開発屋blog)
IPAフォーラム2007の件(2007年11月3日 GoTheDistance)
IT業界を不人気にした重鎮たちの大罪(2007年11月3日 CNET Japan blog – インフラコンサルティングの最前線)

2007年11月4日追記:

だってIPAですから…(2007年11月3日 masayangの日記(ピスト通勤他)

つっこみTHANXです! 「IPA主催である限り、重層下請構造組以外は呼べない」www&orz.
やっぱ、そうかあ・・・昔「あそこのドキュメント要求は異常」と先輩が嘆いていたっけ。国の出先機関だもんね->IPA。
民間投資の仕組みが貧弱すぎるんだろうなJapan。円天に1,000億円も集まるのに、なんか間違ってるよJapan。

2007年11月5日追記:

「本当はユメのあるIT産業」を伝えようぜ(2007年11月5日 雑種路線でいこう)
人気ハッカーもたじたじ IT業界大人気の理由は?現役学生が語るそのポジティブイメージ(2007年11月5日 小野和俊のブログ)

まいりました。見事な切り返し。
斜に構えて、揚げ足とりな自分を反省します。ごめんなさい。
「ポジティブな未来を語るイベント」に呼ばれるくらいの奴になれるよう、がんばる。

2007年11月6日追記:

もはや単なるブクマと化しているが、追記を続ける。

若い人に人気のない産業は減衰する(2007年11月4日 ユメのチカラ)
イメージを形にできない人は減衰する(2007年11月6日 404 Blog Not Found)
問題は3Kではなく(2007年11月5日 雑種路線でいこう)
他人の人生に口を出す気は毛頭ないけども(2007年11月5日 ナマケログ)

ビジョンを語る必要があるのは誰か?若者に一番近い現場先輩社員なのかもね。しかも言葉だけじゃなく成果を見せて。
よく若いときに「会社は」って愚痴る、その「会社」っていうものを形作っているのは、直属の上司や先輩達の言動だもんね。別に社長っていうわけじゃない。

現場は、自分の夢を実現するにはどうすればいいかポジティブに考えて、とにかくイメージを形にすべく手を動かせ、と。
語る以前に、そうした自分の具現化したものを見せていくことが重要であると認識しました。

2007年11月7日追記:

まだまだ延焼中。新たな投稿にするのも気がひけるので、追記形式を続ける。

じょうずな討論会のやり方(2007年11月5日 Life is beautiful)
#確かに。モノの見方に感心する。

優秀なエンジニアは「入社時のスキルを問わない会社」には就職してはいけない(2007年11月5日 Life is beautiful)
#日経BPなんかがやってる「大手ベンダーランキング」ではなくて、本当に小さくても実力のあるベンチャーもふくめた「一覧表」が必要かも知れない。でもそれを作れるのは大手。大手は大手の不利になることはしたくない。結局は資本家と市民の階層が隠然と存在していることが障壁?

「IT業界就職不人気」の怪(2007年11月6日 切込隊長BLOG(ブログ))
追記:「7K」というのがあるらしい(2007年11月6日 切込隊長BLOG(ブログ))
#デジタル土方orz. ならば日当制もあったりすると・・・

IT業界に就職するという言葉の違和感とか不人気を気にかける無意味さ加減とか。(2007年11月6日 Junnama Online (Mirror))
#できる奴はさっさと帰ってたね自分の経験上。一方で「生活残業」って公言する奴もいたり。玉石混淆が実際かな月並だけど

出世競争と受験戦争(2007年11月7日 蒼と碧の幻想)
#あはは確かに。会社の主要事業=「重鎮の製造(出世競争)」といったところか

Social Change starts with YOU!(2007年11月6日 yojik no life)
#同感。まず自分と自分の周りからですね

てか、ほんとに「こうして各人に考えさせること」を狙った深謀遠慮な企画だったら企画者スゲー!「釣り」企画としては高得点!
なんだけどな。

2007年11月11日追記:

スゲー!ほんとに炭火みたいにまだ燃えてるぞ。

ニッポンのSEよ、蜂起せよ(2007年11月10日 雑種路線でいこう)
#「労働に見合う対価を得る」には実力や実績のほかに、いくばくかのアピール能力やツッコミ耐性が必要だが、そのあたりで奥手というかナイーブというかシャイというか、要するに一言で終わらせるとコミュニケーション力なんだろうけど。

ニッポンIT業界絶望論(2007年11月9日 Kenn’s Clairvoyance)
費用対効果(2007年11月10日 眠る開発屋blog)
#人手をかけたほうが儲かるというSIerの大矛盾。ツールやネットの進化により、ユーザに気づかれ始める「ハリボテ、費用ふっかけ、ボクたちいないと困るんじゃないの?的な脅し」ビジネスモデル。

IT業界進化論: 絶望する前に”SIer 2.0”を目指せ(2007年11月10日 インフラコンサルティングの最前線)
#言いたいことは分かるが、江島さんが問いかけている相手と、吉澤さんが問いかけている相手が、異なっている気がする。前者は学生や若手技術者への内容となっているが、吉澤さんのは幹部や経営層に言うべき内容になっている。blog読んで「よし!分かった!」と方向転換できる経営者や幹部であれば、既に実行しているし、いま転換できていない経営者は、CNETのblogを読んでいないだろうきっと。

”SIer 2.0”ねぇ(2007年11月11日 眠る開発屋blog)
#「なんでもやろうとするからダメでもう少し専門業務に特化したSIer」そうなんですよね。SIerって名乗った瞬間に「IT総合商社化」してしまう辛さ。自分も過去に、自分がいた会社(SIerの直参舎弟レベル数百名規模)を、なにか専業分野を持つ10~50名、多くとも100名以下の会社群に「分離・再起業」させていくことによる、ブレイクスルーを夢想した時期がありました。しかし、それを主体的に実行するには、実績も、実力も、忍耐力も、愛社精神すらも、全てが不足していた。そのあげくに自分だけ足抜けをしてしまいました。我ながら未熟。

2007年11月12日追記:

「投稿」じゃなくて「ページ」にすれば良かったこのエントリ。

吠える方向が違うんだよ(2007年11月11日 おごちゃんの雑文)
#「社会そのものをhackしろ!」いい言葉だ。

アジる資格(2007年11月12日 眠る開発屋blog)
#どっちにしろ、発言の裏付けとして、その人なりの行動(結果)を見せていく必要はありますよね。それで情報の受け手はその情報が信頼に足るかどうか、手本にすべきことかどうか、を判断していくと。ほんとネットって、弱肉強食なんだなあ。

SIer2.0とレバレッジド・プログラマー(2007年11月12日 福井プログラマー生活向上委員会)
レバレッジの効く仕事をする(2007年11月10日 arclamp.jp アークランプ)
#やっぱり、いわゆるSIer人たちと、江島さんらのような商売の人たちが、会話を成立させるには限度があると思った。「IT業界、IT産業」というあやしげな包括的キーワードで、なんか外部のあまり知らない人たちから見ると同じ世界の住人という風に見えてしまうところがいけない。両者は、建築業と小売業、みたいに、決定的に分野が違っているような気がする。実際、SIerピラミッドにおける人材に関する需要と供給のバランスが妥当なのかどうか?(妥当でないとしたら何か構造的な欠陥か支配者達の意図が働いているのだろう)はさておき、どっちも必要な仕事だと思うし、これからも共存していくのだろう。SIerという言葉の対義語的に、何か言葉をつくったらどうですかねえ。なんだろう?”Service Developer”とか?

2007年11月13日追記:

なかなか目が離せない展開。

その実例ですが何か?(Re: プログラマーの未来 – カレーなる辛口Javaな転職日記)(2007年11月13日 atsushifxの七転八倒)
#技術力UPの環境は自分主体で確保しろと。資本主義の権化たる会社からの「無償の愛」を期待してはいけないということですな。

ニッポンIT業界絶望論と言う記事(と元々気になってた記事も)(2007年11月12日 [NOZAKI.COM] – edge of the future -)
#今回の一連の記事を読んでもらって、再度SIerの重鎮に何か書くなり話すなりしてほしいなあ。でないと、お互いに明後日の方向を向いて叫んでいる状態から脱皮できない気がする
>Re:じゃ自分は化粧しないので6Kか:ところでIT業界というのはどの業界?(2007年11月14日 [NOZAKI.COM] – edge of the future -)
>>自分の反応は、本記事に2007年11月14日追記しました

日本はIT革命に失敗した(2007年11月12日 @オドロクためごろ~う)
#そうっすねえ・・・まあでもこの「とてつもない日本」は産業革命だって後発だったわけだし、なんとかなるんじゃないですかねえ。とりあえず悪びれずに楽しくて儲かるところに集まっていきましょう我々は。そしたらSIerも自然淘汰されるでしょうきっと

希望は突然やってくる(2007年11月12日 Kenn’s Clairvoyance)
#「ニッポンIT業界絶望論」が「裏」だとすれば「表」記事。(どっちが「表」かは読み手次第) しかしCNETのTB参照はUIが使いにくいな

>自分の置かれている状況を正当化したがるバイアス(2007年11月13日 二十代は模索のときブログ)
>会社と人(2007年11月13日 soulram’s weblog)
>優秀なエンジニアならやってくる(Re: 希望は突然やってくる)(2007年11月13日 atsushifxの七転八倒)
#「希望は突然やってくる」へのTB群。概ね発展的に捉えている。やっぱり「類は友を呼ぶ」ので前向きになるには前向き(批判で始まっても建設的な提言や宣言で終わる)なことを言ったほうがいいっていう好例だな

 これって思い返すと、学生の立場からみたSIerっていう話から始まったんだよなあ。
 
 若いときに何を選び、何をするのか?については、まだ経験に乏しい時期は、希望=自分の理想、以上。だったりするけど、そのうち、いろいろ衝突して突きとばされたり抑え込まれたりして、だんだん経験を積んでくると、自分の理想につながる第1段階としてまずこれを・・・って感じになる。つまり理想への階段の作り方を学ぶ。
(あるいは、理想そのものが変質するか・・・妥協しまくって階段の二段目あたりが理想になっちゃう人もいるだろう。しかしそれも一つの道だ)

 もひとつ例えるなら、より満足するには、前戯にどんだけ手間暇をかけるか、っていう。ロクな前戯もせずに「良くなかった」とか言うのはある意味「若い」ってことかもな。相手に「お前が悪い」って一方的にいうのは簡単だけど、それが煮詰まれば別れるしかないし、それで終わったらテクは伸びないままだ。

 というわけで、どんな会社に入っても、乗り換えるのは一通りやってみてからで遅くはない気もするが、どこで見切るかはその人次第。世の中に、万人がホレる「いい女」が存在しないのと一緒でしょ。っていうか、色恋沙汰よりよっぽどドライになれる分、簡単だよな。

2007年11月14日追記:

Re:じゃ自分は化粧しないので6Kか:ところでIT業界というのはどの業界?(2007年11月14日 [NOZAKI.COM] – edge of the future -)

 ご指摘ありがとうございます。「そもそも合うわけない」「業界関係者が愚痴を言い合ってる暇があるなら、他にやれる事を探す生き方」は同感で、最初の自分のエントリにおける物言いも、これって愚痴だよなあ、とは思います。(なので同じエントリ内で反省)

 ただ、愚痴に近いレベルから始まるけど、今回の議論のように、何人かから「そうはいっても始まらねーからこう考えてみようぜ」といった話が出てくる、ということはアリだと思うんですよね。
 そうした「後ろ向き→前向き」の変化は、今回、ずっと話を追ってみて実感しました。先のエントリでも、「希望は突然やってくる」で終わらせてるのは、多少意図を持って並べてみました。

 それと、自分が、「何か書くなり話すなり」と書いたのは、「いまネットで言い合ってる愚痴+α」について、IPAイベントでパネリストやったSIerの重鎮自身が、何か感じるところがあったら表に出してほしいという意味です。自分の文章表現がまずかった。日本語って、難しいです。

 きっと重鎮の皆さんは「そんなのオレ達が若いころも散々言ってたよ。でもなあ・・・こういう考え方もあるだろ?」なんてことを言いたいのではないかと思ったんですが、それもやっぱり無理なのかなあ。

 自分らは無視でもいいけど、少なくとも最初の東大生の参加者の話には、何かフィードバックしてほしいと思いました。
 本日時点での彼の日記は、更新されていないのでフィードバックはたぶんないのでしょう。彼の真摯な問題提起に対して、当事者のSIer重鎮から何か返事があったとしたら、SIerも評価が少し上がると思うんだけどなあ。

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