みずほ銀、決済処理作業「5時間遅れ」 システム障害 20日予定分、半分しか進まず 連休明け復旧へ正念場(2011-03-20 19:50 日本経済新聞)

 システム障害の復旧を進めているみずほ銀行は20日午後5時に記者会見し、「処理作業が5時間ほど遅れている」と発表した。同日は16~17日に積み残した12万件の決済処理を終える予定だったが、作業は半分しか完了していない。21日は給与振込など66万件を処理する予定。連休明けの復旧に向けヤマ場を迎える。
 柏崎博久常務執行役員は会見で「システム向上に時間がかかり、次の処理を始めるのが遅れた」と説明した。最大116万件に膨らんだ未決済処理は19日までに78万件に減少。システム障害の発端となった15日分の38万件は完了し、20日は12万件を処理する予定だった。
 ただシステム変更に時間がかかり、20日夕時点で17日分の6万件は手つかずのまま。みずほ銀は「急いで進める」と説明するが、これが終わらないと21日に予定する66万件の処理に手が回らない状況だ。

みずほ銀行のシステム障害の経緯

14日 大量振込原因に障害発生
15日 未処理件数が38万件と判明
16日 未処理は6万増の44万件に
17日 未処理は6万増の50万件に
18日 給与振込など66万件が上乗せ
未処理は最大116万件に
19日 全ATM停止。未処理は78万件に
20日 決済処理の作業に大幅な遅れ

大震災の影で、こちらもビッグトラブルに拡大中。
統合のときも色々あったし。個人でも会社でも、主たる口座があるので、いち顧客として早期収束を願うばかりである。

ちなみに以下、みずほ銀行関連の過去トラブル教訓まとめの数々。
みずほのシステム障害が示すもの(2002-04-12 @IT)
みずほ銀行システム障害とは何だったのか?(2003-02-22 slashdot)
みずほ銀行システム障害に見る「動かないコンピュータ」の根本原因(2007-05-01 ITPro)

トラブル影響規模を考えたら必然だが、書籍も出てます。
図書紹介:『システム障害はなぜ起きたか みずほの教訓』
システム障害はなぜ起きたか~みずほの教訓

こちらもシステム屋だけに、システム復旧の現場に対しては重圧に負けず頑張ってほしいとしか言えないが、結局のところ根本原因が突発的想定外事象であったとしても、その後の対応不備は人災なんだろう。震災対応のゴタゴタと符合していて、何とも先行きが思いやられるイヤな感じだ。

それにしても、ATMをはじめコンピュータ・ネットワークシステムがビジネスの根幹に関わる時代になったのに、銀行様においては、システム関連の人材が、組織・人事も含めて適正に処遇・評価・育成されているのだろうか?気になる。

未だにシステム部門が二級ポスト的な扱いであったり、実際の設計や構築を外注に丸投げしたりする状況が続くならば、これからもトラブル多発は必然だし、これからの時代では競争に負けて衰退していくしかないような気もするし、そんな局所的な問題ですらなくて、もはや日本の伝統芸能化しつつある「現場は有能・勤勉、上層部は・・・」という構図がこうした人災を誘発させている気がしてならない。