これは意外だ。IBMをふった後、てっきりHPに買収されるもんだと思っていたんだが・・・

Oracle、Sunを買収(ITmedia News 2009年04月20日)
米オラクル、サン・マイクロシステムズ社を約74億ドルで買収(NIKKEI NET IT+PLUS 2009年04月21日)

Sun買収でハードウェア市場に乗り込むOracle(ITmedia News 2009年04月21日)

 「この買収により、OracleはHPやIBMやMicrosoftを相手にさらに厳しい競争に直面することになる。同じ分野の競争相手ということになるからだ」とCross Researchのアナリスト、シャノン・クロス氏は語っている。

 そうだよね。イマドキIBMやHP、DELLその他に押され気味のH/Wとか、Linuxに押され気味のSolarisとか(AIXよりはいいな個人的に・・・)、Microsoftばりに戦線が拡大しきった今のOracleに使いこなせるのか?興味深い。

[WSJ] OracleのSun買収で、MySQLの運命は?(ITmedia News 2009年04月22日)

 アナリストは、Oracleがこれらオープンソース製品の新バージョンの開発費を抑えるか、これら製品にもっと高い料金を課そうとするか、あるいはほかの手段でこれら製品からSunよりも高い利益を絞り出そうとするかもしれないと予想している。

 MyOracleとか名前が変わんなきゃいいけどね。印象的に、オープンソースに一定の理解を示すSunから、基本的にクローズドなOracleに主導権が移ったことにより、反発するコミュニティとどううまく付き合っていくのか、これまた興味深い。

OracleはSunの輝きを永久に奪う(ITmedia News 2009年04月21日)

 両社は4月20日朝、74億ドルの取引を発表した。両社を除くIT業界全体にとって、これは悲しむべき出来事である。喪服を着て、哀悼の意を表そうではないか。シリコンバレーで最も優秀な企業の1社が消えたのだ。シリコンバレーが1本の木だとすれば、Sunはその太い根の1本である。Sunの共同創業者のスコット・マクニーリー氏は、同氏を見習った多くのシリコンバレーの起業家と同じくスタンフォード大学出身である。マクニーリー氏をはじめとするスタンフォード大出身の起業家たちは、シリコンバレーの新興企業にインテリジェンスとスタイルを持ち込んだ。1990年代から2000年代初頭にかけて、Sunのクールな情熱がシリコンバレーの多数の新興企業にインスピレーションを与えたのだ。
(中略)
 OracleはIBMとは非常に異なる企業である。企業文化という点ではIBMとSunは何千マイルも離れているが、OracleとSunの企業文化は何光年もの違いがある。企業をクマに例えれば、Sunはパンダで、Oracleはグリズリーだ。Oracleの強引なビジネス手法は、企業のIT部門の間で伝説になっている。この数年間にわたしが会った多くのITマネジャー(特に政府機関のITマネジャー)は、Oracleのソフトウェアは必要だが、だからといって同社が好きなわけではないと話している。SunはOracleよりも好かれている。それには多くの理由がある――優れた技術と企業文化、訓練の行き届いたリセラーチャネルなどだ。OracleはSunを買収することにより、政府や通信などの分野で多くの新規顧客にアプローチできるようになる

 Sunのラインナップセールスが競合に対してどうか、OracleがSunのプロダクトをどう扱うのか、もあるが、エンジニアやファンが離れることが一番の不安要素か。
 アメリカの景気後退とともにベンチャー資金供給が枯渇し、シリコンバレー的な経営アプローチが急激に光を失い始めている。この買収劇はその象徴なのかも知れない。