鷹の祭典、3連勝。強力打線の西武を3タテ出来たのは嬉しい。

 今日の試合はなんと言っても甲斐選手の活躍。甲斐選手でとった1勝と言っても過言ではない。ソロHR、一時逆転の3ランHR、一時勝ち越しの生還ランナーとなるフェンス直撃3塁打と、城島選手を見紛うばかりの強打を連発。守りのほうも2塁牽制アウトを取るなど、持ち前の長所を発揮した。
 また甲斐選手の活躍が派手すぎて目立たなかったが、怪我以降ちょっと湿りがちだった内川選手のHRが出たこと、中村選手、松田選手、上林選手にまたヒットが出始めたことなどもポジティブに捉えて良いかも知れない。個人的には明石選手の3塁打が嬉しい。(明石選手は今年の祭典ユニフォームがすごく似合っている)

 試合内容そのものは、北九州という土地から何となく予感がしていたが、打ち合いで僅差のシーソーゲームという、常に一喜一憂する濃い内容の試合であった。
 最近は北九州開催は非常に少ない。地元ファンにとっては大満足の試合であったことだろう。

 試合内容とは関係ないが、北九州開催で気になるのは北九州市民球場そのものである。

 一つ目はグラウンド整備(の設備)。
 この日は、昼ごろに通り雨があったらしく、試合前の両チーム練習は球場全体を使っての通常メニューがこなせず、全て外野の芝の上のみでの軽いメニューとなった。内野の土部分は球場スタッフが試合開始30分前ごろまで人海戦術で懸命に整備し、ギリギリ開催にこぎつけた。

 2015年に同じような状況でプレーボール直前に中止という残念な出来事があったので、一瞬またかと危惧したが、不評を受けて2017年にグラウンド改修したのが功を奏したのかどうか。どうせ改修でお金をかけたのであれば、いざというときの整備機具も増強してほしかった。日が照りつけるなか、地元のおじさん達がトンボとスコップという軽装備で頑張る姿は、本当にご苦労様ですと言いたいが、もう少し文明の利器を与えてあげてと言いたい。

 もうひとつ球場で気になるのは観客席の位置を示す番号体系である。
 例えばヤフオク!ドームでは、通路(ブロック)番号、列、列における位置がそれぞれ独立した番号体系で、例えば22通路の18列5番とか、通路→列→列における位置という風に、行列という概念を教わっている人間が考える自然な思考順序で座席の位置を特定できるのに対して、北九州市民球場の席番号は、ブロックとブロック内の連番のみである。
 これが何を意味するかというと、通路に囲まれた座席の集合が例えばWブロックとした場合、座席はW-322といったように、行列を意識した番号ではなくブロック内のひとつの角からずっと連番になっているのだ。ある列の通路の端がW-18だったとして、その直ぐ後ろの席の端はW-32というように行列のイメージで位置を捉えることが出来ない。

 結果、どうなるかというと、観客席が埋まってきてから球場に訪れた観客が、自分の席がどこなのかすぐに特定できず、通路を延々と徘徊するという事態がそこかしこで生じるのである。まだ殆ど席が埋まっていない状態であれば、ブロック内をうろつきながら目視で番号を見ていけば良いのだが、あらかた席が埋まってくると、座っている人に番号が隠れてしまい、端が何番かも分からなければ、そこから相対的に位置を探す事も出来ない。
 通路直後の列に座っている観客にとっては、試合開始後にこうした迷子客が立ちすくむ度に視界を遮られ、肝心の試合が見えないというイライラ状態になる。

 さらに座席に関して言えば、ブロックにおける横1列の座席数が多いところで15席以上あったりするので、列の中央付近にある座席チケットを持つ客が遅れてきたときは大変である。地方球場にありがちだが座席の前後間隔も狭いため、自分の座席を特定したあとの観戦中でも、トイレや飲食など事ある度に同列の観客大移動となる。

 1列の座席数については座席ユニットの全交換が必要ということで改修困難としても、せめて座席番号体系だけは良くある列番号+列における番号という行列を意識できる体系に改めて頂きたい。

 地方球場だから資金にも限りがあり仕方がないということかも知れないが、別に屋根をつけろとか荒唐無稽なことを言っているわけでもない。少なくとも営利のプロ興行であるし、せっかく土の内野+天然芝の外野という貴重な球場なので、より良くしてファンがもっと喜び北九州開催が1試合でも多くなるよう頑張ってほしいところだ。

スポナビ結果