「KANSAI CLASSIC 2017」を銘打っての3連戦初戦。
 ホークスはもともと南海電鉄がオーナーの関西発祥の球団だった。オリックス・バッファローズの前身である阪急ブレーブスと近鉄バッファローズもしかりだ。それにちなんで、在りし日の関西ダービーを楽しもうという企画である。ここ最近、毎年開催されており、ホークスは南海ホークスのグリーン基調のユニフォームを着て試合に臨む。

 南海ホークスファンは現代においても結構多い。それ故に、本日の試合もオリックス本拠地の試合であるにも関わらず、3塁側のスタンドは1塁側よりもだいぶ多い観客で埋まっていた。
 オリックス球団の成り立ちがちょっと色々と微妙な事情もあっただけに、単純に九州移転したホークスはファンの残り具合もそこそこ良かったらしい。

 KANSAI CLASSIC は毎回、始球式が誰になるかが興味深いのだが、本日は近鉄バッファローズOBの太田幸司さんだった。しかし、まさかのギックリ腰で始球式はできず、スピーチのみでの登場となった。ただスピーチそのものは、急遽とは言え、新旧ファンにリーチするような感慨深い良いスピーチであった。

 試合展開は、デスパイネ選手ソロHRのあと膠着状態の末に、中田投手らしいと言えばらしいランナーを背負ってからフォークがワイルドピッチになって1点献上し同点というドキドキする展開になったが、ピンチで川崎選手の好守のあと、クリーンヒットからの福田選手今シーズン初安打がHRという劇的な加点で、苦手の西投手を攻略し、勝利。

 終わってみれば、川崎ムネリンのための、ムネリンが躍動した試合であった。

 試合前から、その予感はあった。試合開始前の緊張感のある時間帯で、川崎選手だけは、3塁側に詰めかけたホークスファンに対して、けっこう長い時間ファンサービスを行っていた。
 きまじめな選手が多く、不調になると周りが見えなくなりがちで、負の感情を引きずる選手が多い中、川崎選手のように、純粋にその日の試合を楽しんで、かつ直前の結果は関係なく常に全力で勝ちを目指すような選手がいるかどうかということの価値を、まざまざと見せつけられた結果であった。

 これで少し内川選手、松田選手、などの気持ちも楽になって、成績につながると万々歳なのだが。
 明日の先発は攝津投手。
 正直なところ、厳しいと思う。だが、全盛期にホークスを支えた貢献は計り知れないだけに、もう一花咲かせてほしいと思っているのだが。

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